【新型モデルの登場はいつ?】英国版2020年新車カレンダー 今年も豊作に期待 10月~12月
公開 : 2020.01.27 16:50 更新 : 2021.03.05 21:43
11月
アルファ・ロメオ・トナーレ
もし、あるモデルの成功に賭けている自動車メーカーがあるとすれば、それはアルファ・ロメオであり、そのモデルとはトナーレだろう。
ジープのプラットフォームをベースにしたこの小型SUVこそ、2018年の15万台から年間40万台という販売目標を達成しようというアルファにとってカギを握るモデルとなる。
さらに、このBMW X1のライバルは、アルファ初のプラグインハイブリッドモデルでもある。
そのスタイリングは基本的にステルヴィオとよく似たものだが、その他にも過去のアルファ製モデルとの関連を感じさせることになる。
トナーレ・コンセプトの21インチホイールは33ストラダーレを、フロントのLEDヘッドライトはSZとブレラから着想を得たものだ。
アルピナXB7
BMWがX7にMモデルを設定していないことが、アルピナにチャンスを残す結果となった。
XB7では、大径マルチスポークホイールや新デザインのフロントバンパー、さらにはアルピナのバッジといったブランドを主張するスタイリング上の変更に加え、快適な乗り心地の実現に重きを置いたサスペンションのアップグレードなども行われる。
B5セダン/エステートと同じ609psまでパワーアップした、X7 M50iが積む4.4L V8ツインターボエンジンが搭載されることになるだろう。
さらに、パフォーマンスを磨き上げたディーゼルモデルのXD7の登場も予想されている。
マクラーレン750LT
720Sのより速く軽量な「ロングテール」バージョンの存在をマクラーレンでは明言していないが、600LTといったモデルの存在を考えれば、750LTが登場すると考えるのも当然だろう。
570Sが600LTとして登場した時と同じようなパワーアップが予想されており、そのパワーはおそらく751ps程度に達するだろう。
さらに、750LTが登場すれば、その量産モデルの重量は720Sよりもはるかに軽量なものとなるはずだ。
600LTの特徴的なロングテールやトップマウントされたエグゾーストを持たない、初期のプロトタイプがニュルブルクリンクで目撃されているが、一旦マクラーレンのデザイナーたちが720Sのデザインに美しく融合する術を見つけ出せば、すぐにこうした特徴を目にすることができるようになるだろう。
メルセデス・ベンツEQA
メルセデスEQのエントリーモデルが、Aクラスのようなハッチバックのボディスタイルを採用することはないだろう。
その代わりに、人気と実用性に優れたクロスオーバーモデルのGLAに倣ったデザインを採用するはずだ。
さらに、高くルーフラインを設定することで、キャビンスペースを犠牲にすることなく、シート下にバッテリーセルを搭載するための場所を確保することも出来る。
このクルマが搭載する電動パワートレインについては、航続可能距離が401kmに達するだろうということ以外、ほとんど明らかにされていない。
BMW i3と直接的に競合する価格帯となることが予想されており、そのスタイリングは電動SUVのEQCと非常に似通ったものになるだろう。