【新型モデルの登場はいつ?】英国版2020年新車カレンダー 今年も豊作に期待 10月~12月
公開 : 2020.01.27 16:50 更新 : 2021.03.05 21:43
アウディR8
アウディが2代目R8のEVバージョンを最初に公開したのは2015年のことであり、ようやく5年が経って限定モデルとして生産されることになる。
過去5年間における大幅なEVパワートレインの進化によって、出力、航続距離ともに、0-100km/h加速4.2秒、制限最高速200km/hを誇ったオリジナルのR8 eトロンを上回るものになると予想されている。
だが、アウディでは価格をより手ごろなものとすることに関心があるようだ。
オリジナルのR8 eトロンの価格は85万ポンドというものであり、16カ月の生産期間が終了するまでに販売された台数はわずか100台以下に留まっていた。
アウディでは次期R8をEV専用モデルにする計画を進めているものと思われ、現行モデルのEVバージョンはそのプレビューとしての役割を担うことになるだろう。
BMW iX3
BMWの主力SUVにゼロエミッションのオプションとして新たにEVモデルが加わることになる。
ほとんど偽装を施されていないプロトタイプからは、スタンダードなX3との強い繋がりが感じられ、スタイリング上の変更点は、閉ざされたフロントグリルとエグゾーストパイプが存在しない程度に留まっている。
以前公開された詳細なスペックでは、70kWhのバッテリーがアウディeトロンをわずかに上回る402km近い航続可能距離を確保するとともに、2017年公開のiX3コンセプトのフルタイム4WDシステムがそのままキャリーオーバーされるだろうということが示唆されていた。
シトロエンC4カクタスEV
現行シトロエンのなかでもっとも風変わりなモデルにも、同じPSAグループとなったヴォクゾールのe-コルサと同じプラットフォームを使用したEVバージョンが登場することになる。
つまり、50kWhのバッテリーが、フロントに積まれた136psの電気モーターへと電力を供給するということであり、大柄なボディを持つC4の航続可能距離は、e-コルサよりもわずかに少ない322km程度となるだろう。
マクラーレン・エルバ
マクラーレンのアルティメットシリーズから登場する最新モデルは、811ps以上を発揮する4.0L V8ツインターボエンジンを積んだオープン2シーターであり、このクルマにはルーフはもちろん、ウインドスクリーンもサイドウインドウもない。
その替わりに、エルバではボンネットに組み込まれたアクティブ・エアーマネジメントシステムによって、一定の速度以上では乗員に直接気流が触れないよう、空気の流れをコントロールしている。
マクラーレンでは、100km/hまで「3秒以下」で到達し、0-200km/h加速6.7秒が可能だとしており、サーキット向けモデルのセナよりも速いモデルだと言う。
エルバは399台限定で創り出され、その価格は140万ポンド(2億68万円)からとなる。