【インタビュー】ブガッティCEOに聞く シロン新バリエーション ブガッティの次のステップ
公開 : 2020.01.22 16:50
現在のブガッティのラインナップ その1
シロン
ブガッティ初の現代的なモデル、ヴェイロンの後継モデルであるシロンは、2016年ジュネーブモーターショーで発表された。
0-97km/h加速は2.4秒、リミッター作動時の最高速度は420km/h、8.0LクアッドターボW16エンジンを搭載している。
価格は240万ユーロ(2億9000万円)から、500台の限定生産となっている。
スーパーカー、シロン・スポーツ
2018年には公道を走行できるスーパーカー、シロン・スポーツが登場した。
カーボンファイバーを広範囲に使用することにより18kg軽量化することに成功している。
より硬いサスペンションとトルクベクターシステムで、タイトなコーナーでのハンドリングを改善している。
シロンの標準モデルに、40万ドル(4300万円)のプレミアムがついている。
シロン・スポーツ110ansブガッティ
2019年、ブガッティ・ブランドの誕生110周年を記念して、限定版シロン・スポーツ110ansブガッティが発表された。
シロン・スポーツをベースとして、カーボンファイバーのボディワークを使用し、リアスポイラー下側にフランス国旗が描かれている。20台の限定販売。
シロン・スーパースポーツ300+
シロン・スーパースポーツ300+は、最高速度300mph(482km/h)をマークするために開発された。
1600psにパワーアップされた8LクアッドターボW16エンジンが搭載される。
高速走行を想定し、エアロダイナミクスを最適化した新しいフロントとリアバンパー、より長い比率に修正されたギアボックス、カーボンファイバーボディパネルを含む大幅な変更が加えられている。
2021年半ばから30台の限定で販売される予定。
現在のブガッティのラインナップ その2
チェントディエチ
EB110へのオマージュとして設計されたチェントディエチは、シロンより20kg軽量で、シロン・スーパースポーツ300+とエンジンを共有している。
販売価格は800万ユーロ(9億7000万円)で、合計で10台が生産されている。
ラ・ヴォワチュール・ノワール
タイプ57SCアトランティックをモチーフにデザインされたラ・ヴォワチュール・ノワールは、シロンをベースにした1台限りの特別限定モデルだ。
カーボン繊維で作られた手作りのボディが特徴で、シロンと同じ8.0Lエンジンを搭載している。
AWD駆動システムとデュアルクラッチギアボックスに改良を加え、よりリラックスした運転を可能にした。
販売価格は1250万ポンド(17億円)で、これまでで最も高価な新車となった。
ディーヴォ
ディーヴォはシロンに続き公道を走行できるスーパーカーとして開発された。
シロンと同じ出力を持っているにもかかわらず、ナルド・サーキットでのテストでは、シロンより8秒も速い記録を出している。
エアロダイナミクス性能の向上と、シロンのような格納式ではなく、固定されたリアスポイラー使用して、90kg以上のダウンフォースが生成される。
40台の限定生産で、開始価格はシロンの約2倍の500万ユーロ(6億1000万円)。
2018年のペブルビーチ・コンクール・デレガンスでの発表に先立ち、40人のシロンのオーナーに売却されている。
画像 ブガッティ・チェントディエチ、ラ・ヴォワチュール・ノワール、ディーヴォ、シロン、シロン・スポーツ、シロン・スーパースポーツ300+【比べる】 全44枚