【走行6400km】特別な色のランボルギーニ・カウンタック 30年落ち 英オークションに
公開 : 2020.01.21 20:40 更新 : 2020.01.21 21:09
走行6400kmのカウンタック発掘! 1990年式の25thアニバーサリーで、右ハンドル車。この外装色には、前オーナーのこだわりが……。
1オーナーの「25thアニバーサリー」
2月にイギリスで開催されるオークション(シルバーストン・オークション・レースレトロ)に、走行距離わずか6400kmに満たないランボルギーニ・カウンタックが出品される。
1990年式のカウンタック25thアニバーサリーで、ワンオーナー車両。スペシャルカラーをまとった個体で、距離計は「6389km」を刻んだのみ。ほとんどの時間を倉庫のなかで過ごしている。
2月22日から開催されるオークションに登場する予定だが、いまのところ落札予想価格などの情報はない。入札はかなりの高額になる可能性が高い。
写真を見て分かるとおり、67台が製造された右ハンドル車のうちの1台である。オーダーしたのは筋金入りのランボルギーニ愛好家で、納車を迎えるまでにわざわざランボルギーニのファクトリーを訪問するほどの信者だという。
訪れた理由は車体色である。
こだわりの色揃え
そのオーナーは、このクルマを自身の“カウンタック・コレクション”に加えたいと望んだ。
なにしろこの男性、1975年式のLP400ペリスコピオ(アランシオ・ミウラ:橙色)も所有しているツワモノだ。
鮮やかな橙色のボディカラーは、オーダーできない期間が長く続いていた。しかし、オーナーが今回の個体を購入するときに、色揃えでカウンタックを増車したいと熱望する。
そのために彼はファクトリーを訪れ、ワンオフとして「アランシオ・ミウラ」の外装色を用意するようにランボルギーニを説得。こうして希少な1台が世に送り出された。
書類、キー、備品はOK あとはお財布次第
納車後は、時おり使用されることはあったものの、5年後には倉庫に入り、それから死蔵品として長い月日を過ごす。
しかしこのおかげで、パーフェクトなコンディションを維持することになった。
オリジナルのドキュメント・パック、購入・登録関連の書類、2本のキー、ランボのドライビング・グローブ、ビスポークのボディカバーがセットという夢のようなクルマ。
お財布の中身に余裕があるのなら、あなたも“カウンタック・コレクション”を、始めてみては?