【手に入れるなら今年】2020年おすすめの中古モデル 20選 英国版 前編

公開 : 2020.02.22 05:50

ポルシェ911(996型)(1998年~2004年)

掘り出し物を発見:ポルシェ911 3.6、2002年上期登録、走行距離8万4000km、1万9995ポンド(285万円)

この911初の水冷モデルは長年お買い得な状態が続いていたが、いま価格上昇の気配が見え始めている。

リア・メインシールやインターミディエートシャフトといった不具合への対策が施された車両が、より多く市場へと供給されるようになっており、カレラ2クーペは言うに及ばず、カブリオレやタルガといったモデルも非常に魅力的な存在だ。

ポルシェ911(996型)
ポルシェ911(996型)

選ぶべきは初期の3.4Lエンジンを積んだモデルよりも、フェイスリフト後の3.6Lモデルとなる。

フェラーリ360(1999年~2005年)

掘り出し物を発見:フェラーリF360スパイダー、2002年上期登録、走行距離5万2000km、4万4900ポンド(640万円)

毎年、「バーゲン」と呼ぶべきフェラーリが登場しているが、今年はオールアルミのF360がその称号を得ることになる。

よく探してみれば、3万5000ポンド(499万円)あたりでもくたびれた1台を見つけ出すことが出来るかも知れないが、それなりのコンディションの個体を手に入れるには、4万5000ポンド(641万円)程度が必要だろう。

360はフェラーリとしては珍しく使い勝手の良いモデルであり、自宅ガレージでも対応可能なメンテナンス性をも備えている。

購入時には数多くのチェックを行う必要があるが、そんななかでも特に注意すべきはエンジンマウントとタイミングベルトテンショナーのベアリングであり、3万2000km程度で振動によるダメージが出始める。

オープンモデルの場合、ラムシールからの漏れが発生していないか、フードの開閉動作中に動きを止めてチェックしたほうが良いだろう。

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