ロードテスト ヴォグゾール・コルサ ★★★★★★★☆☆☆

公開 : 2020.02.01 20:50

購入と維持 ★★★★★★★☆☆☆

すべてとはいわないが、新型コルサは円熟味を感じさせる部分があれこれ見受けられる。先代モデルがあまりにもボーイズレーサーっぽすぎだと思っていたユーザーには、これまで以上に訴求できるはずだ。

フィエスタやポロ、イビザもうかうかしていられないだろう。なにしろコルサの価格は1万5550ポンド(約218万円)からと低く、エルゴノミクスや装備の面でもライバルに引けを取らないものがある。

コルサのトップグレードとはいえ、フィエスタやポロに比べると、残価率の予想値では後れを取っている。
コルサのトップグレードとはいえ、フィエスタやポロに比べると、残価率の予想値では後れを取っている。

それでも、先代モデルと比較すれば、上級移行したといえる。

ベーシックなSEグレードでも7.0インチのタッチ式ディスプレイやクルーズコントロール、車線逸脱警報が標準装備。SRiでは駐車センサーが加わり、エリート・ナビではオートライトやオートワイパー、シートヒーターも追加される。

アルティメットになると、ディスプレイは10.0インチに拡大。マトリックスヘッドライトやアダプティブクルーズコントロールも備わる。

さらに、各グレードにパッケージオプションとしてナビ/プレミアム/ナビ・プレミアムが設定される。使うことのないアイテムに出費をしたくないのなら、各グレードを素の状態で選ぶことになる。

ランニングコストの低さも魅力だ。CO2排出量は少なく、それはすなわち燃費の良好さを示唆するものでもあり、税制面での優遇も見込める。18.3km/Lというツーリング燃費は、20.1km/Lをマークした同等装備のクリオには及ばないが、悪い数字ではない。

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