ポルシェ エンジニアリングがイタリアにある車両性能試験施設を買収
2012.04.17
ポルシェAGの子会社であるポルシェ エンジニアリンググループは、南イタリアのアプリアにある車両性能試験施設、ナルド・テクニカルセンターを2012年5月にプロトティーポから買収する。
ポルシェ エンジニアリンググループは、今回の買収によって試験環境を一段と充実させるだけでなく、クライアントが各種の試験やトライアルを実施できるようにする考えがあるという。700ヘクタール以上の敷地面積を誇るこのテスト施設には、1周6.2kmのハンドリングサーキットと1周12.5kmのオーバル・コース、そして様々な路面状況や気象状況をシミュレーションできる設備がある。
ポルシェAGの社長兼CEOであるマティアス・ミューラーは「ナルドの試験施設は車両の高速性能とハンドリング性能をテストでき、ヴァイザッハにあるポルシェの施設を理想的な形で補完します。私達は、『ストラテジー2018』の一環としてナルドの組織開発を計画的に進めることにより、ポルシェが雇用主としてだけでなくビジネスパートナーとしても信頼できる存在であることをアプリアにおいても証明していく考えです」とコメントしている。