【アルピナB12からスパイカーまで】1980〜2000年代の極上車を集めたオークションが人気

公開 : 2020.01.31 11:50  更新 : 2020.12.08 18:36

マニュアルのヴァンキッシュSやスパイカーに注目

2007年型アストン マーティン・ヴァンキッシュSは、同型モデルの中でも最後にニューポート・パグネルの工場をロールオフした1台。しかもアストン マーティン・ワークスによって、シングルクラッチ式オートマティック・ギアボックスが、6速マニュアルに換装されている。手に入れたければ13万〜16万ユーロ(約1560万〜1920万円)を用意しなければならないようだ。

もっと風変わりなクルマが欲しいなら、2008年型スパイカーC8ラヴィオレットを見逃してはいけない。シルバーのボディにオレンジ色のキルテッド・レザーのインテリアを持つこの1台は、メーカーのデモ車として使われていたという。落札価格は20万〜25万ユーロ(約2400万〜3000万円)になると予想される。

アストン マーティン・ヴァンキッシュS
アストン マーティン・ヴァンキッシュS    RM Sotheby’s

人気が高まるモダン・クラシック

ヤングタイマー・コレクションは、2019年にも5回のオークションが開催された。その間に出品された157台のうち155台が成約に至ったことは、人気の高さを証明している。

RMサザビーズでオークションのグローバル・ヘッドを務めるゴード・ダフは、次のように語っている。「わたしたちの2019年のオークションで、ヤングタイマー・コレクションは信じられないほどコレクターの興味を惹き、大きな成功を収めました。今回のパリで開催されるオークションにも、多数の稀少な、状態が美しく保たれた、低走行距離のモダン・クラシックを出品できることに、わたしたちは興奮しています」

スパイカーC8のインテリア
スパイカーC8のインテリア    RM Sotheby’s

アルピナB12 5.7は、モダン・クラシックのコレクターから常に人気が高いモデルです。中でも今回の出品車両は、6速マニュアル、低走行距離、美しいアルピナ・ブルーのボディ・カラーと、非の打ち所がない1台です」

「スパイカーはあまりオークションで見かけることがありませんが、このところ急激にコレクターたちの注目を集めつつあります。近年の名車として、すぐに価値が上昇するでしょう」

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