【夜景の名所、突如出現】首都高の辰巳PAに出現 ナゾの構造物、防音壁? 実は違った 設置の裏側
公開 : 2020.01.31 12:10 更新 : 2020.01.31 12:15
首都高の辰巳第一PAに突如として現れた「ナゾの構造物」。白い柱が何本も設置されています。SNSでは「防音壁か?」などと囁かれていますが、実は違いました。背景に利用者のマナーが密接に絡んでいました。
辰巳パーキングエリアはどこにある?
辰巳PA(パーキングエリア)は首都高速上に設置された休憩施設である。
辰巳第一PAと辰巳第二PAがあり、ともに地図上では首都高湾岸線上にあるように見えるが、実はいずれも「9号深川線(上り)」に設置されている。
少し複雑な構造になっており初めて行く場合はやや難易度が高い。
辰巳PAへの絶対に間違わない行き方は以下。いずれも、直前になるまで「辰巳PA」の標識は出てこないので注意して欲しい。
辰巳第一PAの行き方
横浜・羽田方面から湾岸線で千葉方面に走行し、「辰巳JCT」で分岐を左「箱崎」方面、9号深川線に入る。
辰巳第二PAの行き方
千葉方面から湾岸線横浜・羽田方面へ同様に「辰巳JCT」で分岐を左で9号深川線に入る。
地図上では湾岸線だが実際には辰巳JCTの上にあり、立体的交差的な構造となっている。「辰巳JCTで9号深川線に入る」と覚えていればOK。
夜景がきれいな場所としても有名
辰巳PAは第一も第二もともに夜景がきれいな場所としても有名だ。
どんなクルマが多いのだろうか?
第一PAの常連さんたちに聞いたところ、
・全般的に高級車、こぎれいな輸入車が多い。
・とくにBMWが多い。一列すべてBMWということもある。
・(車室が29台分しかないので)1台で来るか、2〜3台の小グループで来る人が多い
とのことだった。
実際、取材に出かけた日は平日の夜23時頃だったが、BMW、アウディ、ポルシェなどドイツ車が多い印象だった。
そんな辰巳PAに謎の構造物が出現した。
辰巳第一PAに、謎の構造物が出現!
先週土曜日にポルシェに乗る友人がSNSに辰巳PAで撮影した写真を載せていた。とてもきれいな夜景をバックに美しいクルマが数台……。クラブ・ツーリングの帰りに寄ったと書いてあった。
そして、その翌日、日曜夜に辰巳の常連である別の友人から「白い柱が何本も建ってた! 辰巳に防音壁ができる?」「俺たちの辰巳がーーー」と悲壮感漂うメールが画像と共に送られてきた。
ポルシェの友人がSNSに上げた写真には存在しない柱だ。
乗用車スペースの前、通称「辰巳ダッシュ」のルート沿いに柱が数十本建てられている。
首都高の工事日程を確認すると、「辰巳第一PA 出入口通行止め 道路構造物設置 01月25日(土)20時00分~01月26日(日)6時00分 PA内施設もご利用できません」と記載されていた。
辰巳PAも大黒PAと同じで、週末の夜に閉鎖されることが多いが、先週末の閉鎖は工事のための閉鎖だったのだ。
謎の構造物はその間に設置されたことになる。
SNSには「遂に辰巳第一にも防音壁ができるみたい!」「防音壁ができる前に辰巳に行きたかった」「ああ、免許を取ったら最初に行きたい場所だったのに」と嘆く書き込みが多数見つかった。
あの白い柱は何なのか? 騒音防止のために、これから防音壁が作られるのか? 工事はいつまで続く? 完成するとどのようになるのか?
首都高速広報室に聞いてある程度の回答を得た。