【F1の技術を応用したHV】ルノー・クリオ(ルーテシア)Eテック 試作車へ試乗

公開 : 2020.02.03 10:20

都市部の8割はEV状態で走行が可能

ルノーによれば、Eテックを搭載したクリオ(ルーテシア)は、都市部での運転の80%をEV状態で走行が可能だという。また郊外での移動も含め、燃費は40%も向上するとのこと。プロトタイプの市場では、メーター上に17.7km/Lという燃費が表示されていた。

ステアリングは感触が薄いが、重み付けは適正でダイレクト。ドライブトレインはピックアップも良く充分に速いが、ややパワー不足にも感じられた。

ルノー・クリオ(ルーテシア)Eテック・プロトタイプ
ルノー・クリオ(ルーテシア)Eテック・プロトタイプ

プロトタイプでの短時間の試乗ではあったが、Eテック・ハイブリッドシステムは、トヨタ製のシステムよりバッテリーを積極的に活かしている印象だった。でも、エンジンの回転数が過度に高まることがないかわり、値は張りそうだ。

細かな弱点や耳障りなノイズは、第一印象ほど心配する必要はないだろう。販売が始まる年末までには、改善されていることを期待したい。

ルノー・クリオ(ルーテシア)Eテックを購入するなら、ボンネットの内側で行われている複雑な動きを、ユーザーはある程度理解しておいた方が良いだろう。ルノーの営業マンは、複雑なハイブリッドシステムの説明が大変かもしれないけれど。

ルノー・クリオ(ルーテシア)Eテックのスペック

価格:2万5000ポンド(357万円・予想)
全長:4050mm
全幅:1798mm
全高:1440mm
最高速度:−
0-100km/h加速:−
燃費:−
CO2排出量:−
乾燥重量:1260kg
パワートレイン:直列4気筒1598cc
使用燃料:ガソリン
最高出力:140ps(システム総合)
最大トルク:21.3kg-m(システム総合)
ギアボックス:8速オートマティック

関連テーマ

おすすめ記事

 
最新試乗記

人気記事