【今あらためて試乗】フェラーリが愛したゴーカート ミニ・クーパー1.3 凝縮された英国テイスト
公開 : 2020.02.02 05:50 更新 : 2021.10.11 14:51
生産中止、でも作り続けられるクラシック
クラシック・ミニの生産終了は2000年のこと。
だが英国では今なおブリティッシュ・モーター・ヘリテイジという会社がクラシック・ミニのボディを継続生産しているのである。
つまり長年の使用でボディが錆びてしまったり、事故で修復不可能になってしまった場合、ボディを丸ごと新品に換えてしまうことが可能なのである。
現在でもかなり多くの個体が生き残っているクラシック・ミニなので、ボディ以外の補修パーツだって豊富に揃う。
おじいちゃんが乗っていたクルマを新車同然のコンディションにレストアしてお孫さんに受け渡すといった、他のクルマでは難しそうな青写真も、クラシック・ミニなら問題なく描けるというわけだ。
現代のクルマが便利さを増し、無音のまま走る電気自動車や、自動運転車が当たり前の世の中になっていくと、クラシック・ミニのような古典的なクルマの存在価値はさらに上がっていくはずだ。
20世紀のモータリングの歴史や楽しさを雄弁に語ることができ、しかしヒストリックカーを運転、維持するほどには手もかからない1台。