【航続距離507kmに】テスラ・モデルY 新ミドルサイズSUVの生産開始 3月納車 アメリカ
公開 : 2020.02.05 11:49
極めて重要なモデル
SUVの世界的需要を考えると、モデルYはテスラにとって極めて重要なモデルとなるだろう。
マスクは、モデルYの販売台数は、他の3つのモデルの合計よりも多くなるだろうと予測している。
独自のプレミアムSUVの発売に向けて準備を進めている、アウディ、BMW、メルセデス・ベンツなどのヨーロッパメーカーとのシェア争いも避けられないだろう。
航続距離は若干短いが、キアeニロやヒュンダイ・コナ・エレクトリックなど同等価格のライバルも多い。
テスラは最近、すべての実店舗を閉鎖し、その販売をオンラインのみとする考えを発表したが、カスタマーと従業員からの反発を受け、決定を変更している。
アメリカでは、販売価格3万5000ドル(383万円)のエントリーレベルのモデル3が発売され、ヨーロッパでは、より高価な、モデル3パフォーマンスの初の左ハンドルバージョンが発表されている。
テスラは、北米発売後数か月間、ボトルネックとなっていたモデル3の製造上の問題を解決し、1万台/週の生産目標の達成を目指している。
現在、世界で最も売れているEVメーカーであり、昨年12万台以上を販売したテスラは、2020年9月までに2000台/週のモデルYを生産することを目標としている。
モデルの公開後から、予約注文を開始する。デポジットは2500ドル(27万円)。
テスラの今後のプロジェクトには、セミ・トラック、ピックアップトラック、2020年に発売予定の新しいロードスターが続く。