【プラグインハイブリッドか】マクラーレン 新スポーツ・シリーズ プロトタイプ発見
公開 : 2020.02.07 10:50
マクラーレン初のハイブリッドと思われる、テスト車両が発見されました。570Sをベースとし、720Sのデザインを引き継ぐ新しいモデルは、V6エンジン搭載のプラグインハイブリッドとなることが予想されています。
新しいスポーツ・シリーズ・ハイブリッド
マクラーレンの新しいスポーツ・シリーズ・ハイブリッドと思われる、テスト車両が発見された。
マクラーレンのCEO、マイク・フレウィットは、4月にAUTOCARに対し、540C、570S、570GT、600LTを含むスポーツ・シリーズの後継モデルとして、同社初のハイブリッドカーを、今年中に発売すると語っている。
ハイブリッドとマークされた、この新しいテスト車両は、570Sをベースにしているが、エグゾーストの位置が変更され、エアロダイナミクスを考慮したカーボンファイバーボディとなっている。
マクラーレン720Sのフロントエンドに、デザイン変更を施したようにも見える。
インテリアショットでは、より興味深いものが見られる。
新しいデジタルメーターの、「カー・ステイタス」メニューに、クルマの詳細なグラフィックが表示されているのだ。
確認はされていないが、このグラフィックから、次世代のスポーツ・シリーズ・モデルのデザインのヒントを得られるかもしれない。
プラグインハイブリッドの可能性
720Sは、570Sよりもわずかに全長が長く幅も広い。共に「モノセル」カーボンファイバー製シャシーを使用している。
マクラーレンが、最もエアロダイナミクスを考慮してデザインしたモデルの1つで、同社が720Sにインスパイアされたデザインを、スポーツ・シリーズ・モデルに採用するのもうなずける。
このプロトタイプのパワートレインの詳細はまだわかっていないが、新しいハイブリッドシステムに、V6エンジンを採用するのではないかと言われている。
重量を減らし、効率を高め、その電力はハイブリッド化によるシリンダー容量の縮小を補う以上のものとなると見られている。
スポーツ・シリーズの後継モデルには、充電ポートが備わるとも予想されている。
P1に見られる回生ハイブリッドシステムではなく、ガソリンと電力の両方を後輪のみに送りだす、プラグインハイブリッドとなるだろう。