【伝説のミウラがアルプスへ】ランボルギーニ・ミウラP400 ミニミニ大作戦 後編
公開 : 2020.02.16 16:50 更新 : 2020.12.08 10:55
ミウラの持つ歴史こそが重要
ランボルギーニは徹底的な調査を行い、正式な証明が得られたのは2019年3月。晴れてオーナーとなったフリッツ・カイザーは、子細なレストアに着手する。
「ランボルギーニ・ポロストリコと協力して、正しい方法でのレストアを決めていきました。すべてを新品のようにするのは、正しくないと考えたんです」
「できるだけオリジナルの要素を残すべきだと思ったのです。コラード・ロプレストを信頼し、細部まで情熱的に作業を仕上げてもらいました」
「シャシーとボディ、ドライブトレインはリビルトされていますが、インテリアに漂う大切な風合いは、慎重に残してもらっています」 レストアが終了すると、フリッツ・カイザーはこの貴重なランボルギーニ・ミウラP400を運転し、世界中の大きなイベントに参加している。
状態のいいランボルギーニ・ミウラP400なら、推定300万ユーロ(3億6000万円)はくだらない。「ペブルビーチへ参加した時は楽しかったです。沢山の人がこのクルマの存在を知っていて、愛されていると知り、とても素晴らしい体験でした」
「わたしにとって、クルマの価値はお金ではありません。重要なのは、ランボルギーニの歴史です。ミウラは、ランボルギーニを有名なメーカーへと押し上げた存在。楽しく、美しい」
「最高のドライビングを味わえます。所有していることに、誇りを感じています」