【期待できる正常進化】アウディS3プロトタイプ 試乗 エンジンは不変の2.0L 310ps

公開 : 2020.02.09 10:20

熟成の効いたホットハッチ

2.0Lのエンジンは基本的に不変。組み合わされるパドルシフト付きの7速デュアルクラッチATとの相性も良い。次世代のS3に電動化技術が盛り込まれないとは考えられないから、新しいS3に搭載される純粋なターボエンジンを、今味わう価値は充分にある。

車内の写真は、ジュネーブ・モーターショーでの発表まで掲載できない。文章で説明するなら、アウディに期待通りのプレミアム感あるデザインが施され、物理的なボタンはかなり少ない。今どきの流れだ。

アウディS3プロトタイプ
アウディS3プロトタイプ

インテリアの「S」ならではの違いは、随所に散りばめられたロゴと、スポーツシートに限定される。だがボディでは、主張の強いフロントグリルや、大型化されたフロントスポイラーとサイドスカート、専用のヘッドライトなどが高性能をアピールしている。

実際の仕上がりは、クルマの見た目通り、予測できるものとなりそうだ。S3は、熟成の効いたホットハッチ。控えめな価格でスリリングなドライビングに興じるだけでなく、日常的な利便性と快適性もちゃんと両立できるだろう。

ライバルほどドライバーを興奮させることは、ないかもしれない。だが、同カテゴリーのトップとして、相応しいバランスに仕上がる可能性はかなり高い。

アウディS3プロトタイプのスペック

価格:3万7000ポンド(529万円・予想)
全長:−
全幅:−
全高:−
最高速度:249km/h(予想)
0-100km/h加速:4.7秒(予想)
燃費:−
CO2排出量:−
乾燥重量:−
パワートレイン:直列4気筒1984ccターボチャージャー
使用燃料:ガソリン
最高出力:310ps
最大トルク:40.7kg-m
ギアボックス:7速デュアルクラッチ・オートマティック

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