【さようなら、BACモノ】現行型の終売記念モデル「モノ・ワン」発売 新型は3月発表
公開 : 2020.02.10 17:50 更新 : 2021.03.11 15:57
BACは、次期型モノの発表を前に、現行型の記念モデル「モノ・ワン」を発表。超軽量ボディにパワフルなエンジンを搭載し、それぞれ鮮やかな白、黒、赤のペイントが施されています。
現行型モノの限定記念モデル
BACは、ジュネーブ・モーターショーでの次期型モノの発表を前に、フラッグシップ・シングルシーターの限定記念モデルの発売を明らかにした。
2012年にアリエル・アトムやケーターハム620Rのライバルとして発売された、現行型モノの生産終了を記念して作られた「モノ・ワン」と呼ばれる特別版だ。
BACの共同設立者でありデザイン・ディレクターのイアン・ブリッグスは、「モノを盛大に見送ってあげたかったのです」と言う。
「世界でたった3台だけの、非常にレアなクルマです。たくさんのユニークな機能を備えています」と付け加えた。
BACは、モノ・ワンを「コレクターのためのクルマ」と呼び、「イギリス自動車史上、最も注目すべき時代の1つが終焉を迎えた」と述べている。
モノ・ワン どんな仕様?
今回、販売されるのは3台のみで、それぞれが同社のトレードマークカラーである白、黒、赤でペイントされている。
販売価格は、15万8950ポンド(2248万円)。
カーボンファイバーが透けて見えるボディワーク、カラーコントラストが美しい特注の軽量ホイール、モデル固有のバッジが特徴となってる。
モノ・ワンは、スタンダードモデルと同じ、フォード・デュラテックの2.5L直列4気筒自然吸気ガソリンエンジンを搭載し、最高出力309ps、最大トルク31.4kg-mを発生する。
まるでレーシングマシンのような580kgの車体を、0-97km/h加速2.8秒で走らせるほどのパワーだ。
次期型 キーは「モノR」か
次期型モノの詳細はまだ明らかにされていない。
現行モデルよりも、さらにパワーとパフォーマンスが向上し、昨年発表されたハードコアなトップモデル「モノR」の要素が取り入れられることが、予想されている。
生産開始以来、BACは毎月に平均3台の「モノ」を生産している。昨年4月には、特別なボディカラーまとった通算100台目の「モノ」を、デンマークの自動車博物館に納車している。