【価格/サイズ/内装/燃費は?】ホンダ新型フィット 2/14発売 ハイブリッド、ガソリン車を解説
公開 : 2020.02.13 00:30 更新 : 2020.02.14 15:14
新型フィット 内装
室内は極細化されたフロントピラーや視覚的なノイズの少ないインパネ、車内から見えにくいヒドゥンワイパーなどの採用により、抜けるように心地よい視界が特徴的だ。
ステアリングはエアバッグモジュールの小型化によりセンターパッドの小さい2本スポークとして、水平基調を引き立てながら足元の爽快感を高めている。メーターはバイザーレスで全タイプ7インチの液晶式とし、シンプルで見やすいものになっている。
フロントシートは新世代フレームを初採用して、ホールド性と座り心地を高い次元で両立させたボディ・スタビライジング・シート。
リアシートはクッション厚を上げて前席下への足入れ性を向上するなどして、長距離ドライブでも疲れにくい快適な座り心地を実現している。タイプによってシートの素材やデザインは異なるが、基本的には大きく変わらない.
室内に収納スペースは多く、また前席間のフレキシブル・アタッチメントテーブルは用途に応じてアレンジできる。
ラゲッジスペースも従来型より開口部を広げ、従来型同様にリアシート座面はチップアップできるので、さまざまなシートアレンジで使い勝手が高いのは、フィットの伝統を踏襲している。
新型フィット パワートレイン
パワートレインは、ハイブリッドとガソリン・エンジンの2種。ハイブリッドは、1.5L DOHC i-VTECに2モーターを組み合わせた「e:HEV(イーエイチイーブイ)」を採用。
いままではミドルクラス以上に採用してきたシステムを基本に開発したもので、発電用と走行用の2つのモーター(109ps/25.8kg-m)を搭載し、従来型の1モーターから大きく進化した。日常シーンのほとんどはモーターで走行し、高速クルージングなどエンジンのほうが高効率な領域はエンジンで走り、あらゆる領域で優れた燃費性能を発揮する。
組み合わされるエンジンは98psと13.0kg-mを発生する1.5LのアトキンソンサイクルDOHCで、i-VTECを採用して走りと燃費を高次元で両立させた高効率タイプ。ミッションは、2モーターに内蔵された電気式CVTの無段変速機となる。
WLTCモード燃費は、ハイブリッドのエントリーグレード「e:HEVベーシック(FF)」で、29.4km/Lを達成する。
ガソリンエンジンは、98psと12.0kg-mを発生する1.3LのアトキンソンサイクルDOHCで、これもi-VTECを採用。
ミッションは、全開加速ステップアップシフト制御やブレーキ操作ステップダウンシフト制御を組み込んだ新開発のCVTを組み合わせ、優れた燃費を実現しながら心地よいドライブフィールをも獲得している。ガソリン車のWLTCモード燃費は、エントリーグレードの「ベーシック(FF)」で、20.4km/Lだ。
なお、駆動方式はどちらも2WD(FF)と4WDを設定している。