【ルーフ開閉、最速の7秒未満】新型アストン マーティン・ヴァンテージ・ロードスター 第2四半期 納車開始 英国
公開 : 2020.02.13 11:40 更新 : 2020.03.11 17:30
アドレナリンあふれるパフォーマンス
アストン マーティンのCEO、アンディ・パーマーは、「オープントップのアストン マーティンは、いつの時代もお客様から好評をいただいています。今回、ヴァンテージ・ロードスターを発表することができて、非常に嬉しく思っています」と述べている。
「多くの人にとって、オープントップ・スポーツカーを走らせることは、非常に爽快な体験であり、人生に活気をもたらします」
「スリリングな走りでお客様を常に魅了してきましたが、ロードスター・バージョンを追加することにより、さらにアドレナリンあふれるパフォーマンスを実現することができます」と付け加えた。
アストン マーティン・チーフエンジニアのマット・ベッカーは、「コンバーチブル・スポーツカーは、クーペ・バージョンと比較して妥協を強いられるケースが数多くありますが、ヴァンテージ・ロードスターは、正確、俊敏、印象的なハンドリング・ダイナミクスと、非常に優れた直進安定性を組み合わせるという使命の下で、一切の妥協を排しています」
「そしてもちろん、コンバーチブル・トップを開放すれば、その素晴らしいエグゾースト・サウンドを堪能することもできます」述べている。
ヴァンテージ・ラインナップにも新しいオプション
アストン マーティンは、今回のロードスターの発売に際して、ヴァンテージ・ラインナップ全体にさまざまな新しいオプションを導入している。
最も注目すべきは、リミテッドエディションのヴァンテージAMRのみで利用可能だった、7速マニュアル・トランスミッションを、スタンダードのクーペに追加できるようになったことだろう。
既存の「ハンター」グリルと平行して、アストン マーティンを象徴する伝統的な「ベーン」グリルが、クーペとロードスターの両方でオプションとして選べるようになる。
また、オプションの合金ホイールの仕上げにも、新しい選択肢が加わっている。
販売促進に期待
現行ヴァンテージの、特にヨーロッパでの需要の低さは、2019年がアストンにとって「残念な年」となった主な要因として挙げられている。
経営状態の悪化により、先週、億万長者の実業家ローレンス・ストロールが率いるコンソーシアムより、アストン マーティンの16.7%の株式と引き換えに、1億8200万ポンド(260億円)の投資を受けている。
昨年の、ヨーロッパでのヴァンテージの販売は1029台。
2006年にV8ヴァンテージが、発売直後の1年間で販売した台数の半数にしかならなかった。
一方、メルセデスAMGは、同時期にヨーロッパで、5500台を超えるAMG GTを販売している。