【マセラティにハイブリッド】ギブリ・ハイブリッド、2020年後半発売 積極的な電動化計画 欧州
公開 : 2020.02.17 10:50
マセラティが、電動化計画の詳細を公表しました。今年後半に、ギブリのハイブリッド、2021年には、グランツーリスモとグランカブリオのEVモデル、新しいSUVが発売されるなど、積極的に電動モデルを投入していくようです。
ギブリ・サルーン・ハイブリッド
マセラティは電動化計画の詳細を公表し、今年後半に、ギブリ・サルーンのハイブリッドバージョンを発売することを明らかにした。
このBMW 530eのライバルは、フル電動モードを備えた、CO2排出量の低い、ガソリンと電動モーターの新しいプラグインハイブリッドを搭載する。
同社のスポークスマンは、AUTOCARに対しガソリンエンジンを採用することを明らかにしたが、新規で開発するのか、既存の4.7L V8エンジンの更新バージョンを採用するのかについては明らかにされていない。
新しいギブリには、レベル2の自動運転機能が搭載される予定で、マセラティは近い将来、レベル3「ハンドオフ」への移行を予定している。
2021年には、ブランド初の完全電動パワートレインを搭載した、グランツーリスモとグランカブリオの第2世代バージョンが続く。
先月、ビデオが公開され、今後数か月で路上テストを開始すると予想されている。
マセラティの電動化計画
親会社であるフィアット・クライスラーの、50億ユーロ(5944億円)の投資プログラムの一環として、マセラティは生産設備を大幅にアップグレードしているが、すべてのモデルはイタリアで引き続き生産される。
電気自動車の生産に対応するため、同社はミラフィオーリの工場に、8億ユーロ(951億円)の投資を行っている。
この工場は「将来の電動化とモビリティに特化した、世界の中心的な工場として、新しいEVモデルを数多く生産する」だろうと予想されている。
フラッグシップのアルフィエーリ・スーパーカーは、モデナにあるマセラティ本社で生産される。
今年後半にEVモデルが発売され、高出力のハイブリッドモデルと、ガソリンエンジンモデルが、その後に続くと予想されている。
2021年には、レバンテの下のモデルとして「革新的な技術で、ブランドのリーダー的な役割を果たすだろう」と言われる、新しいSUVが発売される。
革新的な技術の導入にあたり、約8億ユーロ(950億円)が投資された、新しい生産ラインが来春完成する。
最初のプレシリーズ・モデルは2021年初頭に登場し、アルフィエーリのコンバーチブルバージョンも同年に発売が予定されている。
昨年リークされた商品計画によると、2023年に新しいレバンテとクアトロポルテのサルーンの生産が予定されている。
モデナで行われている「革新的で、環境にやさしい技術を備えた」新しい塗装工場の建設により、マセラティのカスタマーが塗装プロセスを見学することも可能になる。
また、カスタマイズ・ワークショップにも力を入れていくとのことだ。