ロータス売却の噂
公開 : 2012.01.30 09:02 更新 : 2017.06.01 00:54
昨日のサンデー・タイムズは、ロータスの最高責任者であるダニー・バハールは、現在のオーナーであるプロトンから、伝統あるこのイギリスのスポーツカーメーカーを買収するための財政パートナーを探しているとレポートしている。プロトンは1996年以降ロータスをコントロールしていたが、バハールはロータルの将来のモデルのために、5億ポンド(約600億円)の資金を供給できるパートナーが必要だとしている。
しかし、この損失を出し続けているスポーツカーメーカーの買収には、既にロータスF1チームを所有しているジェニル・キャピタルも触手を伸ばしているという。ジェニル・キャピタルは、ロータスの事業内容を調べていたことを明らかにしており、デューデリジェンスももうすぐ終わると述べている。本当であれば、ここ数ヶ月以内にロータスの身売りが行われる可能性もあるという。
昨年12月にプロトンがマレーシアの最大手企業のひとつであるDRM-Hicom(ホンダのクルマをライセンス生産していることでも知られている)に買収されたことが事の発端だ。DRM-Hicomのマネージング・ディレクターであるダトゥク・モード・キャミル・ジャミルは1月中旬に「売却するのが、そのまま維持するのか」を決める前に「ロータスの活動計画を見極める必要がある」と語ったという。
キャミル・ジャミルはマレーシアの報道関係者にも「再建計画ができるだけ早く実現できるかどうか、ロータスとプロトンの経営を見極める必要がある」と語ったと伝えられている。