【マイルドHVが追加】スバル・インプレッサ e-ボクサー プロトタイプ雪上試乗

公開 : 2020.02.24 10:20

ラリードライバーによる見事なドリフト

インプレッサ e-ボクサーは、見事なドリフトを披露した。生産前のプロトタイプということで運転できなかったから、助手席からの感想だけれど。

助手席試乗とはいっても、運転するのはフィンランド人のラリードライバー、ヤルコ・ミエティネン。舞台は、サンタクロースの公式の故郷として知られる、フィンランド・ロヴァニエミの森に用意された高速のラリーステージだ。

スバル・インプレッサ e-ボクサー・プロトタイプ
スバル・インプレッサ e-ボクサー・プロトタイプ

もちろん圧雪路にスパイクタイヤの組み合わせ。フィンランド生まれのラリードライバーは、本気でインプレッサ e-ボクサーを邁進させる。

ミエティネンはCVTをマニュアルモードに保ち、シフトパドルを積極的に弾く。3速より上にシフトアップすることはなかった。

ややずんぐりしたプロポーションのスバルだが、一定のドリフトアングルを保つのに充分なスロットル・レスポンスが得られている。時々、逆方向にドリフトも決めてくれる。

助手席から見ている限り、インプレッサ e-ボクサーは、1.6Lのガソリンエンジン・モデルよりスロットル・レスポンスに優れているように思えた。スバル車に期待するとおり、ハンドリングもバランスが取れており、応答性も良いようだ。

ただし、これは雪に慣れたラリードライバーがアタックした時の場合。より落ち着いた環境で、経済性を気にして運転した印象を確かめるには、しばらく待つ必要がある。

英国仕様の右ハンドル車の生産は3月に開始される予定。その数カ月後には、インプレッサ e-ボクサーがわれわれの手元に届くだろう。

関連テーマ

おすすめ記事

 
最新試乗記

人気記事