メルセデス・ベンツG63AMGが公式デビュー
公開 : 2012.04.19 10:00 更新 : 2017.06.01 00:55
メルセデス・ベンツG63AMGの公式アナウンスが、来週中国で開催される北京モーターショーの前に、インターネット上で発表された。
大きなクーリング・ダクトを持つフロント・グリル、2枚のスラットを持つグリル、リア・ホイールよりも前に出されたエグゾースト、AMG製の5スポーク・アロイ・ホイールなどをエクステリアの特徴とするG63AMGは、長い間、トップモデルであったG55AMGに変わるモデルだ。
搭載されるパワー・ユニットは、ツインターボの5.5リッターV8ダイレクト・インジェクション・ガソリン・エンジンで、536bhpのパワーと77.4kg-mという目もくらむような巨大なトルクを持つ。G55の旧い5.4リッターV8ターボと比べても43bhp、6.1kg-mもパワー・アップしていることとなる。
組み合わせられるギアボックスは7速のオートマティックで、ドライブは常時4輪駆動。オフロードの状況によってキャビンからロックできる3つのディファレンシャルを持つ。
他のフェイスリフトを受けたGクラスと異なり、スタート・ストップ・システムと回生エネルギー・ブレーキが燃費向上のために取り付けられる。
メルセデスではまた新しいG63AMGの公式な数値は発表していないが、2500kgのこのモデルは、7.3km/lの燃費と322g/kmのCO2排出量であると推測される。それはG55AMGの6.3km/lと378g/kmと比べて大きな進歩だ。
中国、ロシア、中東を含む限られた市場で販売される予定で、更には602bhpのパワーと101.9kg-mのトルクを持つメルセデス・ベンツ製のツインターボ6.0リッターのV12マルチポイント・インジェクション・ガソリン・エンジン搭載モデルも投入される予定だ。