ポルシェ買収への準備が整ったフォルクスワーゲン
公開 : 2012.01.30 10:56 更新 : 2017.06.01 00:54
ドイツからのレポートによると、フォルクスワーゲンの監査役会は、2月14日にポルシェAGの買い占め完了について議論することになっているという。フォルクスワーゲンは、既にポルシェAGの49.9%の株式を保有しているが、これを50.1%にする用意があるというのだ。ドイツの雑誌、スピーゲルによれば、フォルクスワーゲンは、2009年12月に支払ったのと同額にあたる、32億ポンド(約3800億円)+税を投資する計画だという。
ポルシェの親会社が信用危機で危うくなった時に、フォルクスワーゲンは最初にポルシェに介入した。しかし、ポルシェは、逆にフォルクスワーゲンを乗っ取ろうとした。ヴェンデリン・ウィーデキングの野心的なリーダーシーップの下、ポルシェは巨大なフォルクスワーゲンを買収しようとしたが、これはポルシェAGの巨大な負債によって断念をしているという過去がある。