ボルボ、2014 年モデルは先進安全装備を進化させ、デザインを一新
2013.08.27
ボルボ・カー・ジャパンは、ボルボ60シリーズ(S60、V60、XC60)、V70、XC70およびS80の商品改良を実施し、さらに XC90 の一部仕様を
変更し、2014 年モデルとして8月27日より販売を開始する。
まず特徴的なのは、ヒューマン・セーフティ(歩行者検知機能付追突回避・軽減フルオートブレーキ・システム)に、新たにサイクリスト検知機能が加わったこと。これは、赤外線レーザーと高解像度カメラおよびミリ波レーダーで構成されるセンサーシステムが、車両の前方をモニターし、車両と同じ方向に走っているサイクリストが突然自車の進路内に入り、サイクリストとの衝突が避けられないと判断した場合に、光と音による警告と同時に自動でフルブレーキを作動させ、追突を回避または軽減する機能。この機能は先進の安全装備パッケージ、セーフティ・パッケージとして、XC90を除くボルボ車全モデルに装着可能となっている。
また、セーフティ・パッケージおよびアクティブベンディング・デュアルキセノンヘッドライトを装着する60シリーズのヘッドライトには、新機構フル・アクティブ・ハイビームを採用した。このシステムはカメラセンサーを利用し、対向車のヘッドライトや先行車のテールライトを検知し、ハイビームの状態で走っている際に、ヘッドライト内部のシェードを制御することで、その対向車と先行車に向けられる光の部分だけを遮光し、対向車や先行車のドライバーに眩しい思いをさせることなく、常にハイビームの状態で走行が可能ななシステムだ。
この他、各モデルには以下の様な改良が施されている。
S60/V60 シリーズ
新デザインのヘッドライト、ワイドな大型フロントグリル、水平クロームトリム、フロントバンパーの低い位置に配置された LED ポジションライトを採用。また、フレームレスのフロントグリル、大型化されたアイアンマークを装備した。また、Vシェイプを強調するプレスラインを取り入れた新ボンネットとなり、リアバンパーのボディ同色部分の面積が拡大されている。この他、S60 T6 AWDには新デザインのトランクスポイラーが採用されている。
また、ラインナップにT4 SEグレードが追加された。
価格は、3,790,000円から5,590,000円まで。
XC60 シリーズ
新デザインのヘッドライト、ワイドなフロントグリルと水平ラインを強調したクロームトリムを採用。さらに、ヘッドライト下部には縦型LEDポジションライトを配置し、Vシェイプが強調された。ラインアップには、新たにT5 SEグレードが追加された。
価格は、4,890,000円から6,290,000円。
V70
フロントグリルおよびフロントバンパ-下部に新設された水平クロームトリムを装備。グレード体系を見直し、従来のT4に代わるエントリーグレードとして、T4 SEを設定している。
価格は4,790,00円から7,190,000円。
XC70
ハニカムパターンのワイドなグリル、大型アイアンマーク、新フロントスキッドプレート、新型 XC 専用クロームトリムを採用している。 フロント&リアバンパー、グリル、テールライトのデザインも一新された。
価格は、6,490,000円。
S80
ボルボのフラッグシップ・サルーンがS80は、フロント&リアバンパー、グリル、テールライトのデザインを一新。ワイド感を強調する水平クロームトリムをフロントフェイスに採用している。
価格は、7,190,000円から7,690,000円。
XC90
新エクステリアカラー(クリスタルホワイトパール)が設定された他、また、従来パッケージ設定であった R-DESIGN がカタログモデルとして設定された。
価格は、6,590,000円から7,090,000円。