マツダの技術者5人が2011年度日本機械学会賞を受賞
2012.04.19
マツダは研究者5名が社団法人日本機械学会より2011年度「日本機械学会賞(技術)」を受賞すると発表した。受賞対象は「超高圧縮比ガソリンエンジン(1.3L)の開発-10・15モード燃費30km/Lの実現」で、受賞者はマツダ株式会社パワートレイン開発本部の、人見光夫、養祖隆、佐藤圭峰、南谷邦公、中原康志の5氏。
受賞対象である「SKYACTIV-G 1.3」は、自動車用量産ガソリンエンジンとしては世界一の高圧縮比を実現してる。今回の受賞では、高圧縮比化した際に、燃料分子内部の結合が点火前に切れて起こる熱発生がノッキング抑制や出力向上につながることを発見し、開発に活用した点などが評価されたという。さらに、徹底した機械抵抗低減、マツダ独自のアイドリングストップシステム「i-stop」の改良、無段変速機(CVT)の精密な制御などを行うことで、同エンジンを搭載したデミオにおいて30km/Lを実現した点も高く評価された。