【電動グランドツアラー】アウディeトロンGT EVの4ドアスポーツサルーン 2020年LAショーで披露
公開 : 2020.03.05 11:20 更新 : 2021.11.11 13:20
アウディが、待望のeトロンGTを、今年のLAモーターショーで披露することを明らかにしました。変化するダイナミックスポイラーや、多くのリサイクル素材を採用するなど、新しいデザイン要素を備えたEVモデルとなります。
アウディの3番目のEVモデル
アウディ・デザインのボス、マーク・リヒテは、待望のアウディeトロンGTを、今年のLAモーターショーで披露することを明らかにした。
リヒテは具体的なモデル名を上げなかったが、昨年「1年後にクーペを発表します」と話しており、eトロンGTの量産モデルで、ほぼ間違いないだろう。
アウディeトロンGTは、A7と同等のボディサイズを持ち、航続距離はWLTP値で400km。
350kWの急速充電器に対応が可能で、20分以内に80%までの充電が可能となる。
eトロンGTのデザイン要素
この4ドアのスポーツサルーンのエアロダイナミクスには、多くのデザイン要素があると、リヒテは言う。
たとえば、ドライバーがパフォーマンスに焦点を合わせたいのか、燃費に焦点を合わせたいのかに応じて、変化するダイナミックスポイラーがその1つだ。
このアウディ・スポーツによるモデルには、2つのフロントエアカーテンがあり、エアロを向上させるために特別に設計されたホイールもある。
そのほかのデザイン要素についてリヒテは、「以前は、ボンネットに豊かなデザインを施してエンジンを強調しましたが、今はバッテリーを置くプラットフォームに力を注いでいます」と語っている。
インテリアには、3Dダッシュボードと一体となったタッチスクリーンが採用されている。
下部のみがフラットになったホイールは既存のRSモデルにあるが、今回、上下両方がフラットになったホイールが、将来の電動RSモデル用として採用されることとなっている。
このアウディの3番目のEVモデルには、多くのリサイクル素材が採用されている。
レザーの代わりに植物由来の素材、シートには合成皮革、シートクッションにはリサイクル繊維から作られたファブリックが使われており、フロアマットは使用済みの漁網から作られている。
ストレージエリアは、容量450L(アウディA4相当)のトランクと、100Lのボンネット下の収納コンパートメントの2つが用意されている。
このモデルは、現在R8が生産されているドイツのベーリンガーホフで、生産される予定となっており、欧州での販売価格は10万ポンド(1380万円)前後と予想されている。