【トミカとフェラーリ】50年のうち26年間、販売されず 復活の背景 かなり細かい作り込み
公開 : 2020.03.08 05:50 更新 : 2020.03.29 22:23
フェラーリは450円のトミカになっても「特別」! トミカが最近、フェラーリのミニカーを出しまくっています。50年のうち26年間、販売されなかったのに、なぜ復活したのか。復活後の作り込みを取材しました。
もくじ
ートミカ50年の歴史で26年間も販売されなかった車種
ーさらに2018年8月からの1年半で販売されたフェラーリは
ーフェラーリ社の版権、商品化の権利を得て復活
ー同じトミカでもフェラーリの作り込みが凄い
トミカ50年の歴史で26年間も販売されなかった車種
日本を代表するミニカーブランド「トミカ」は、1970年8月に発売された6台から始まり、この4月で50年を迎える。
これまでに累計6億7000万台以上が販売され、車種は通称「赤箱」と呼ばれるレギュラーモデルだけで1050車種を超える。
そして、トミカの歴史50年のうち約半分の期間となる26年間、販売されなかったブランドがある。
フェラーリである。
1992年に発売された「フェラーリF1」を最後に、トミカからフェラーリが消えた。
それから26年もの間、トミカ全シリーズからフェラーリが発売されることは一切なかったのである。
解禁となったのが2018年8月。このときに、フェラーリの名前を冠したトミカが一挙に6種類(「ラ フェラーリ」と「テスタロッサ」の2車種6仕様)発売された。
その後も続々と新しいモデルが登場している。この2月にも「フェラーリF8トリブート」が発売された。
なお、トミカには基本の「トミカ」(税抜き450円)の他に「トミカ・プレミアム」(同800円)がある。2013年に販売を終了した「トミカ・リミテッド」の後継シリーズで2015年から展開している。
専用の金型を用い、800円という枠の中で可能な限りリアリティを再現している。
細かな塗装や印刷、ホイールのデザインなども「トミカ」とは異なり、対象年齢もトミカ3歳~、プレミアム6歳~と少しあがっている。
さらに2018年8月からの1年半で販売されたフェラーリは
なお、「トミカ」の名前がつくミニカーは、さらに5000~6000円台の高級バージョンとして「トミカ・リミテッド・ビンテージ(TLV)」「トミカ・リミテッド・ビンテージネオ(TLVN)」(トミーテック)が展開されている。
TLVとはトミカが誕生する1970年以前のクルマ、TLVNは1970年以降でこれまでトミカ化されていなかったクルマがメインとなっている。
2018年8月から2020年2月の1年半に発売された、トミカの名前がつくフェラーリモデルは以下。
「トミカ」13種類
ラ フェラーリ
初回特別カラー仕様(以下、初回)/通常2種/イベントモデル1種
488GTB
初回/通常2種
エンツォ フェラーリ
初回/通常2種
F8トリブート
初回/通常2種追加
フェラーリセットで4種(色違い)
「トミカ・プレミアム」10種類
テスタロッサ
トミカ・プレミアム発売記念仕様/通常/タカラトミーモールオリジナル限定3種
512BB
トミカ・プレミアム発売記念仕様/通常/タカラトミーモールオリジナル限定3種
ディーノ246GT
トミカ・プレミアム発売記念仕様/通常2種
F40
トミカ・プレミアム発売記念仕様/通常2種
「トミカ・リミテッド ヴィンテージ(TLV)」4種
ディーノ246gt(赤)
2019年3月発売
ディーノ246GTS(赤)
2019年3月発売
LV ディーノ246GTS(黒)
2019年11月発売
LV ディーノ246gt(白)
2019年11月発売
「トミカ・リミテッド ヴィンテージNEO」7種
フェラーリF40(赤)
2019年3月発売
フェラーリ テスタロッサ(赤)
2019年9月発売
フェラーリ512TR(赤)
2019年9月発売
フェラーリ512BBi(赤)
2019年10月発売
フェラーリBB512(銀)
2019年10月発売
フェラーリ365 GT4 BB(赤/黒)
2019年12月発売
フェラーリF40(黒)
2020年2月発売
モールオリジナル「トミカ・リミテッド ヴィンテージNEO」2種
LV-NEO フェラーリF40(黄)
2019年3月発売
LV-NEOフェラーリ365 GT4 BB(黄/黒)
2020年1月発売
さらに、2020年3月にテスタロッサと512TR、6月に365GT4BBと512BBの発売も予定されている。