【新時代のグランドツアラー対決】ポルシェ・タイカン vs ポールスター1 vs メルセデスAMG GT 63 S 後編
公開 : 2020.04.05 07:20 更新 : 2021.02.10 17:27
番外編:ご予算3万5000ポンド~25万ポンド(475~3395万円) ユーズドGTモデル5選
マセラティ・クアトロポルテ・スポーツGTS
初期モデルに対してはさまざまな評価が与えられているが、スポーツGTSには継続的な改良の成果が結実している。
この先、自然吸気4.7L V8エンジンが登場する可能性は少なく、見事な見識でセットアップされたパッシブ型のシャシーは複雑な電子制御とは無縁だ。
3万5000ポンド(475万円)で手に入れることが出来るだろう。
ポルシェ・パナメーラ・ターボ
確かにパナメーラ・ターボにはタイカンほどの瞬時のレスポンスは備わっていないが、内燃機関を搭載したモデルとしては見事な加速を見せることに変わりはない。
フェイスリフト後のモデルであれば、520psと71.3kg-mのパワーとトルクを発揮するエンジンが、まるで速射砲の如き電光石火のギアチェンジを見せる7速PDKと組み合わされている。
4万ポンド(543万円)で手に入れることの出来るバーゲンモデルだ。
フェラーリGTC4ルッソ
リアシートを備えたフェラーリには常に市場は冷たい視線を送ってきたが、FFはこの古い因習を打ち破ることに成功している。
GTC4ルッソであれば、四輪操舵と四輪駆動を組み合わせ、実用的な4つのシートと800Lものトランクスペースを備えるとともに、690psを発揮する自然吸気6.3L V12エンジンを搭載していた。
16万ポンド(2173万円)から購入可能だが、決してガレージに仕舞い込んではいけない…。
レクサスLFA
二面性を持って創り出されたレクサスLFAだったが、2010年のデビュー当時、このクルマはまさに芸術品と呼ぶに相応しい存在だった。
カーボンファーバー製ボディの下には、まさに傑作と呼ぶべき4.8L V10エンジンが搭載されており、9000rpmのレッドゾーンから560psを叩き出していた。
まさに最高の芸術だが、このクルマを手に入れるには少なくとも25万ポンド(3395万円)を覚悟する必要がある。
ベントレー・コンチネンタルGT
W12エンジンを積んだコンチネンタルGTは常に評価が難しいクルマだったが、この最終モデルであれば大丈夫だ。
アストンの速さとポルシェを凌ぐ洗練を身に付けたこのクルマであれば、最高の豪華さと333km/hのトップスピードがもたらすスリルを同時に楽しむことが出来る。
ベビーブーマー世代であれば、表示面を回転可能な「ローテ―ティングディスプレイ」も気に入るに違いない。
このクルマを手に入れるには15万ポンド(2037万円)が必要だが、古いモデルであれば1万3000ポンド(177万円)から見つけ出すことが可能だ。