【よりタフなスタイリング】ジャガーFペイスが改良新型へ 2021年型プロトタイプを発見
公開 : 2020.03.12 11:15
フェイスリフトの準備が進む「ジャガーFペイス」のプロトタイプが目撃されました。タフで、はっきりしたスタイリングラインとなり、Iペイスと同じ新しいインテリアが採用されると予想されています。
人気SUV フェイスリフト・モデル
ジャガーがフェイスリフト・モデルの準備を進める、人気SUVモデル「Fペイス」のプロトタイプが目撃された。
今後数か月で一連のアップグレードが施され、発表されると予想されている。
現行モデルの隣に駐車されたプロトタイプには、カモフラージュが施されているが、Fペイス2021年モデルの、新しいエクステリアを確認することができる。
最も顕著な違いはフロントにある。
外観と内装への変更点
デザインを一新したLEDヘッドランプ、グリル、吸気ダクトが結合され、よりタフで、はっきりしたスタイリングラインを備えたボンネットを特徴としている。
はっきりはわからないが、テールライトのデザインも変更されているように見える。
また、細い楕円形の先端とパイプを囲む突出した「こぶ」を備えた、新しいエグゾーストデザインが、量産モデルに採用されるかどうかはわかっていない。
最近アップグレードされたジャガーXEと同様、Fペイスのフェイスリフトによる変更の多くは、インテリアに集中しており、また品質と技術も向上する。
ライバルのアウディQ5に劣るとされていた現行モデルのシステムは、Iペイスに最初に採用された新しいテクノロジーと置き換えられる。
大型のインフォテインメントスクリーンとデジタル機器を組み合わせた、滑らかなディスプレイクラッドロータリーダイヤルを備えた、デュアルスクリーンセンターの採用が期待されている。
新しいステアリングホイールのデザインが採用される一方で、従来のロータリーギアセレクターがより一般的なデザインに変更されることも考えられる。
パワートレインとプラットフォーム
広範囲に及ぶシャシーとサスペンションの変更はないと思われるが、新しいマイルドハイブリッドエンジン搭載の可能性は残されている。
ジャガー・ランドローバーの新しい直列6気筒ガソリンエンジンと48V電装システムのマイルドハイブリッドが、最近、広く採用されているが、初期のFペイスプロトタイプが付けていたナンバープレートから、同社がディーゼル電動パワートレインをテストしていることがわかっている。
ランドローバーの新しいディスカバリー・スポーツには、48V 4気筒マイルドハイブリッドディーゼルエンジンが搭載されているが、このモデルは新しいプラットフォームを採用しているため、Fペイスに適合できるかどうかは不明だ。
JLRが、6気筒ディーゼルの新しいマイルドハイブリッドに取り組んでいる可能性も残されている。
ジャガーのCCO、フェリックス・ブラウティハムは、フランクフルトモーターショーでAUTOCARに対し、FペイスとXFの両方のアップデートの準備が進んでおり、Eペイスもその恩恵を受けるだろうと語っている。
「競争の激しい世界ですから、なるべく早く、競合相手との差別化を図れる新しいモデルを発表したいと考えています」
「常に改善を試みています。多くの新しい技術を紹介したいと考えておりますので、ご期待ください」とブラウティハムは述べている。
デザインディレクターのジュリアン・トンプソンは「XEのフェイスリフトに対する反響は上々です。128のマーケットに展開するための準備段階にきています」と述べている。
新しいFペイス、Eペイス、およびXFのどれが最初に発表されるかは、まだわかっていないが、2020年末までにすべてのモデルが披露されると予想されている。