【2ドア巨大レンジローバー】レンジローバー・アドベンタム・クーペ 英デザインハウス生産モデル 3100万円〜

公開 : 2020.04.01 11:50

レンジローバー・アドベンタム・クーペの生産バージョンが発表されました。この2ドアクーペは、524psを発生する5.0L V8スーパーチャージ・ガソリンエンジンを搭載し、さまざまなカスタマイズオプションが選べるそうです。

レンジローバー・アドベンタム・クーペ 

text:Lawrence Allan(ローレンス・アラン)

ロンドンを拠点とするカーデザインアトリエ、ニールズ・ヴァン・ロイ・デザインは、レンジローバー・アドベンタム・クーペの、生産バージョンを発表した。

この、2ドアクーペは、ランドローバーが昨年1月に市販を中止したSVクーペに、インスピレーションを受けている。

レンジローバー・アドベンタム・クーペ 
レンジローバー・アドベンタム・クーペ 

テスラモデルSのシューティングブレークを世に送り出した、ニールズ・ヴァン・ロイがデザインを、コーチビルダーのバス・ヴァン・ルーメンが製造を担当する。

アドベンタム・クーペは、オリジナルのランドローバーSVOのデザインを忠実に引き継いでおり、カスタムメイドのアルミニウムボディワークが使われるのは、ボンネット、ウィング、ブートリッドのみとなっている。

ランドローバーの524psを発生する、5.0L V8スーパーチャージ・ガソリンエンジンを搭載する。

1981年まで販売していた、2ドアのオリジナルのレンジローバーを、イメージさせるデザインに仕上がっている。

豊富なカスタマイズオプション

アドベンタム・クーペは「インテリアとエクステリアの両方に、印象的な素材と配色をカスタマイズすることが出来ます。ユニークなフューエルフィラーキャップ、デュオトーンの外装ペイント、洗練された刺繍などもあります」と、ヴァン・ロイは述べている。

ヴァン・ロイが「共同設計プロセス」と呼ぶ、このSUVプロジェクトの最初の1台は、赤いレザーと、フロントシートからブーツまで伸びる手作りのチーク材のフロアが特徴となっている。

レンジローバー・アドベンタム・クーペ 
レンジローバー・アドベンタム・クーペ 

リアシートは、電動キャプテンズチェアーが採用され、インテリアと同じレザーを使った手縫いの傘も付属している。

アドベンタム・クーペの、税抜き価格は23万5000ポンド弱(3100万円)で、4万3500ポンド(570万円)のデポジットの支払いと同時に、生産が開始される。

カスタマーが選ぶ仕様にもよるが、生産には少なくとも6か月かかると言われている。

ランドローバーが以前計画していた、SVクーペのスーパーチャージのプロジェクトは、同社の財政難が原因で中止されている。

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