【人気は4つのポイント】ホンダ新型フィット 1か月で3.1万台を受注 7割がe:HEV
公開 : 2020.03.16 18:30 更新 : 2020.03.16 19:03
発売から約1か月を迎えた新型フィット、受注動向が発表されました。ライバルのヤリスは3.7万台を受注。ホンダの期待の星は、どんな結果に?
同時期発売 ヤリスvsフィット
発売から1か月で3万7000台を受注したトヨタの新型コンパクトカー、ヤリス。同じ市場を争う新型ホンダ・フィットは、受注台数が発売後約1か月で、3万1000台を超えたことが分かった。
フィットの月間販売計画は1万台だったことから、その3倍以上を記録する好調な滑りだしとなる。ホンダは多くの受注を得たポイントとして、4つの点を報告している。
1つ目は、非常に細いAピラーや水平基調のインパネによって構成される心地よい視界。
新型フィットは、ベーシック、ホーム、ネス、クロスター、リュクスの5タイプが用意されているが、すべてに共通している特長で、シンプルで見やすいバイザーレスのメーターが貢献している。
2つ目は、ホンダがフロントシートに初採用したボディ・スタビライジングシート。適度にたわみながら底づきしない座面が特徴。
運転しやすい姿勢を保つことができる構造としているため、コーナー進入時も上体が安定し、快適な座り心地を実現する。
ハイブリッド車 e:HEVが人気
3つ目は、デイリーユースのほとんどをモーターで走行できる「e:HEV(イーエイチイーブイ)」というハイブリッド・モデルの存在。低燃費で滑らかな走りを実現し、乗り心地のよさが評判だと報告されている。
e:HEVとガソリン・モデルの構成比は72:28という割合。実に7割以上のオーナーが選んだというから人気の高さがうかがえる。
4つ目は、安全運転支援システムのホンダセンシングが、全グレードに標準装備されている点だ。コンパクトカーといえども、先進運転支援機能の有無にユーザーは敏感になっている。
なおボディカラーについては、e:HEV車の1位がプラチナホワイト・パール、ガソリン車の1位はプレミアムサンライトホワイト・パール。いずれも白系が人気となっている。