【ポルシェ 工場一時閉鎖】ブルーメ会長、影響は「予測するには時期尚早」 出張禁止、テレワーク拡大へ

公開 : 2020.03.19 16:27

独ポルシェも、工場の一時閉鎖を発表。ツッフェンハウゼンの主要工場などが、21日から生産を停止します。ブルーメ会長のコメントも届きました。

生産停止 まずは3/21~

欧州でも新型コロナウイルスの感染拡大が続いている。これを受けて、独ポルシェAGは、ファクトリーを2週間停止すると発表した。

ツッフェンハウゼンの主要工場とライプツィヒの生産拠点は、2020年3月21日 土曜から閉鎖するという。

ツッフェンハウゼンの主要工場とライプツィヒの生産拠点で21日から一時閉鎖を行う。
ツッフェンハウゼンの主要工場とライプツィヒの生産拠点で21日から一時閉鎖を行う。

コロナウイルスの急激な感染拡大への対応、関係当局によって実施される対策に応えるために、新しいステップを歩み出したポルシェ。

今回の決定は全従業員の保護を最優先とし、さらにグローバルサプライチェーンの供給不足によって通常の生産ができない状況を鑑みて決断したとしている。

「2020年は厳しい年になる」

つまり、需要の減少に備えて財務力を守ることも今回の判断の役割の1つなのである。また、生産停止の期間については、状況を見て継続的に見直すことも明示した。

同社のオリバー・ブルーメ取締役会会長は、「当社はこれらの対策によって、従業員の保護とコロナウイルスの拡散低減に貢献します。実際の影響はまだ予測できません。つまり、予測するには時期尚早と言えます。明らかなことは、2020年は非常に厳しい年になるということです。わたくし達は一丸となって厳正な対策を講じることによってのみ、パンデミックを克服することができます」と、述べている。

先行きが見えない今回の状況について、ブルーメ会長は「影響はまだ予測できない」と強調する。
先行きが見えない今回の状況について、ブルーメ会長は「影響はまだ予測できない」と強調する。

また、ポルシェは今回の生産一時停止に加えて、出張の禁止、テレワークの大幅な拡張、オンラインまたは電話による会議など、多数の強化対策を進めていくとしている。

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