【価格/サイズ/内装/納車開始は?】メルセデス・ベンツ新型GLSクラス ガソリン/ディーゼル日本発売 3列シートSUVがフルチェン
公開 : 2020.03.23 21:40 更新 : 2021.04.26 15:07
ベンツのフラッグシップSUV「新型GLS」が日本発売。価格、サイズ、3列シート7人乗りの内装を解説します。ガソリン/ディーゼルを選べます。
もくじ
ーGLから3世代目 新型GLSとは
ー新型GLSクラス 外観
ー新型GLSクラス 内装
ー新型GLSクラス パワートレイン
ー新型GLSクラス シャシー
ー新型GLSクラス 装備
ー新型GLSクラス 価格
ー新型GLSクラス スペック
GLから3世代目 新型GLSとは
3月23日。メルセデス・ベンツ日本はフルモデルチェンジされた「GLSクラス」を発表した。
グレードの詳細などに関しては後述するが、GLS 400 d 4マティックは本日から、GLS 580 4マティック・スポーツは本年6月以降デリバリーを開始する。
GLSは、メルセデス・ベンツのフラッグシップSUVだ。そのルーツは2006年に発表されたGLクラスとなる。
GLは2012年にフルモデルチェンジされるが、2015年にビッグ・マイナーチェンジされたとき、GLSに車名を変更する。これは、メルセデス・ベンツの車種体系と車名の一連の変更に伴うもので、「GL」はSUVを表し、「S」は車格、つまりセダンで言えばSクラスに相当するモデルというわけだ。
したがって、現在メルセデス・ベンツのSUVラインナップは、別格的存在のGクラスを除けば、小さいクラスからGLA、GLC(これもかつてはGLKと呼ばれていた)、GLE、そしてGLSという序列になっている。
では、GLから数えれば3世代目、GLSとしては2世代目となる新型GLSについて紹介していこう。
新型GLSクラス 外観
新型GLSのエクステリアは、最新のメルセデス車に共通のデザイン思想「Sensual Purity(官能的純粋)」を具現化し、細かなエッジやラインを減らして面を強調するなど、本質的に重要なものだけを残す質実剛健なデザインだ。
フロントセクションは、地面と垂直になる8角形の大型ラジエターグリルと、その中に配される特徴的なデザインの2本のルーバー、クローム仕上げのアンダーガードと、2本のパワードームを備えたボンネットがSUVとしての存在感とパワーを表現している。
GLS 400 d 4マティックのAMGライン仕様とGLS 580 4マティック・スポーツでは、バンパー下部左右に配置された2本のフィンなどが、スポーティさを強調するデザインとなっている。
ウルトラハイビーム付きのマルチビームLEDヘッドライトは、すっきりとしたアウターのデザインと、片側112個のLEDとデイタイムランニングライトを備えて、非常に精密で機械的なインナーの意匠を両立させている。GLSのおおらかなフルサイズSUVとしての性格と、最新のメルセデス車としての先進性を同時に表現しているのだ。
リアセクションでは、テールゲートからリア・コンビネーションランプにかけての力強い筋肉のようなショルダー部が目をひく。リアコンビネーションランプは、リフレクターを下部に移動させてスリムなデザインとなり、ボディのワイドな印象を引き立たせている。また、クロームメッキ仕上げのアンダーガードも、SUVらしい印象を際立たせている。
日本法人が発表した欧州参考値のボディサイズは、全長×全幅×全高が5207×1956×1823mm。AMGライン(オプション)装着車は全長×全幅が5213×2030mmとなっている。