【価格/サイズ/内装/納車開始は?】メルセデス・ベンツ新型GLSクラス ガソリン/ディーゼル日本発売 3列シートSUVがフルチェン
公開 : 2020.03.23 21:40 更新 : 2021.04.26 15:07
新型GLSクラス 内装
インテリアは、ダッシュボードには12.3インチのワイドディスプレイと、12.3インチのコクピットディスプレイを装備して1枚のガラスカバーで融合することで、ドアパネルまで流れるような先進的なデザインを描いている。
インテリアのトリムも、一方のフロントドアから反対側のフロントドアまで続く水平ラインがアクセントに。
センターコンソールには、SUV特有の装備として大きなグラブハンドルを左右に設けた。水平に4つ並んだ四角いエアベントは、標準モデルのフロントグリルに採用されているルーバーのデザインがモチーフになっている。
滑らかなレザーやトリムには上質感があふれ、デザインを一新したスイッチ類は金属の質感を備えている。また、前席シートベンチレーターやステアリングヒーター、温冷機能付きカップホルダーを採用し、長距離移動などでの快適性をさらに高めている。
新型GLSは従来型よりホイールベースを60mm延長し、居住性・積載性を向上させた。2列目は新型GLEクラス同様に電動シートバックによる前後スライド機能を採用して乗降性も高めている。
ラゲッジスペースは、3列目シート使用時でも470L。2、3列目シートを倒せば最大2400Lまで拡大する。スイッチ操作でリアの車高が約50mm下がるので、よりスムーズな荷物の積みおろしが可能になっている。
新型GLSクラス パワートレイン
日本仕様のGLSクラスのパワートレインは2種を設定。
GLS 400 d 4マティックには、最高出力330ps/最大トルク71.4kg-mとメルセデス・ベンツ乗用車のクリーン・ディーゼルで最高水準の出力を誇る3Lの直6ディーゼルエンジン「OM656型」を搭載。
2ステージターボを使用し、小さいタービンにはさらに可変タービンジオメトリーを採用して、低回転域から高回転域まで全域でトルクフルな加速を可能にしているほか、低振動で高い静粛性を有している。
また、最新の排出ガス浄化システムを採用することで、窒素酸化物の処理能力を高めたこともポイントだ。
GLS 580 4マティック・スポーツは、低負荷走行時には4気筒を休止する新型の4.0L V8直噴ツインターボ「M176型」に、初めてISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)と48ボルト電気システムなどを組み合わせている。
エンジン単体で489ps/71.4kg-mを発生し、エンジンとトランスミッションの間には22ps/25.5kg-mを発揮する電気モーターISGと48ボルト電気システムを搭載。
従来のハイブリッド車のような回生ブレーキによる発電を行い、容量約1kWhのリチウムイオンバッテリーに充電する。エンジンが低回転の時には、その電力を利用して動力を補助する。
いずれも、組み合わされるミッションは9速AT。また駆動方式は前後100:0〜0:100まで連続可変トルク配分を行う、新開発の4マティックを採用している。