ロードテスト ルノー・キャプチャー ★★★★★★★☆☆☆
公開 : 2020.03.28 11:50
購入と維持 ★★★★★★★★☆☆
キャプチャーのルックスが気に入った、というユーザーには朗報だ。主なライバル、たとえばフォルクスワーゲンTクロスやプジョー2008、フォード・プーマなどより、このクルマは少ない出費で手に入る。
今回のテスト車であるSエディションは、装備内容が充実。リアビューカメラやパーキングセンサー、携帯電話のワイアレス充電デバイス、オートヘッドライトなどが揃う。
となれば、リセールバリューでも多くのライバルより優位に立つと予想される。しかし、比較的個性は弱いが実用性の高いスコダ・カミックには劣る。
忘れてはいけないのが、インテリアの様子がグレードや色合いによってかなり違うということ。一例として、革巻きステアリングホイールはSエディション以上でないと装備されない。また、オレンジ/レッド/ブルーの3色から選べるオプションパッケージは、雰囲気をガラリと変える。
テスト結果から、日常的な燃費は14km/L程度になると期待でき、計算上は満タンで670km以上走れるということになる。しかも長距離ツーリングでは、18km/L台後半をマークした。
このクラスにおいても、経済性は競争力のあるものだ。とはいえ、他を圧倒するというレベルには達していない。