【通販で買物】安全なチャイルドシートを選ぶには チェックすべきこと やってはならないこと
公開 : 2020.03.26 20:50 更新 : 2021.06.17 22:05
通販でチャイルドシートを買う 商品を見ずに買っても大丈夫なのか?
特に初めてのお子さんにチャイルドシートを用意する場合、実物を見ずに通販で買ってもちゃんと取り付けができるのか? という不安を持つ人もいるかもしれない。
これについて、一言で答えれば「国が定めた安全基準(ECE R44またはECE R129)を満たし、車種適合の確認ができていればチャイルドシートの実物を見ずに買っても大丈夫」である。
万が一、車種適合で〇だったのに、いざ取り付けてみたけど付けられなかったという場合は、必ずメーカーに確認して欲しい。
車種適合表には掲載されていない車種の場合も同様だ。車種リストにないクルマでも、正しく取り付けができる場合もある。
なお、そもそも、シートベルト自体がついていない古いクルマでは当然、どんなタイプのチャイルドシートも取り付けができない。
子どもを乗せるときにはチャイルドシートが安全に装着できる別のクルマを用意するのが親の義務である。
またもう1つ大事なことがある。
とくに、軽自動車やコンパクトカーなど後席が狭いクルマや、複数のチャイルドシートを装着する場合は、車種適合の確認の他、全幅/全高/奥行のサイズ確認もやっておいた方がいいということ。
たとえば、アップリカのベッド型チャイルドシートは生後6か月頃まで横向きで装着する。
機種によっては80cm前後の幅が必要となり、想像以上にスペースを取ることもある。
メルカリやヤフオク/フリマアプリで中古チャイルドシートを買う際に気を付けたいこと
通販といえば、新品だけではなくネットオークションやフリマアプリを介して中古のチャイルドシートを買う人も増えている。
中古品を買う時にまず注意すべきはちゃんとクルマに取り付けられるかどうかの確認。車種適合のチェックは新品購入と同様に必須だ。
中古品で怖いのは、履歴がわからない場合がほとんどだということ。見た目は大丈夫そうでも、内部では樹脂の劣化が進んでいるかもしれないし、事故で衝撃を受けたことがあるかもしれない。
推奨使用年数は一般的な乳幼児兼用タイプ(体重10kgくらいまでは乳児用として後ろ向きに、それを過ぎて体重18kgくらいまでは前向きで使用する)でだいたい製造から8年くらい。学童用ジュニアシートで10年程度に設定されている。
取扱説明書がない商品の場合、メーカーの公式サイトで説明書や取り付け方法を確認するか、説明書の小冊子が500円以下で購入できるメーカーもある。
ちなみにチャイルドシートについてはメルカリやヤフオクなど大手ではEマークがないチャイルドシートの出品を禁じており、出品の手続きをする際、Eマークがついていることがわかる写真を添える必要がある。
例えばヤフオクの場合は、Eマークの写真がないチャイルドシートの出品があった場合、パトロール部隊が見つけ次第削除するなど小さな命を守るための安全対策が徹底している。