【テスラ・モデル3に強力なライバル】ポールスター2 ファストバック 408ps 7月納車 欧州
公開 : 2020.03.30 11:50
ポールスター2の生産が中国で始まりました。408psのパワーと、500kmの航続距離をもつ、このEVパフォーマンス四輪駆動モデルの、販売価格は邦貨にして670万円から。7月に欧州で納車が始まります。
ポールスター2の生産開始
ポールスター2の生産が、中国の上海で開始された。
このボルボから派生した、電動パフォーマンスブランドの2番目の量産モデルは、今年の夏から欧州で納車が始まり、続いて中国と北米で発売される。
ポールスター2の生産は、ジーリー・ホールディングが保有し、ボルボが運営する、上海南部にある路橋工場で行われる。
この工場では、ボルボのコンパクト・モジュラー・アーキテクチャー(CMA)を採用する、中国市場向けのXC40とリンク&コー01の生産が行われている。
ポールスター2は、この工場で製造される初めての完全な電気自動車となり、最初の納車は7月に予定されている。
「テスラ・モデル3に対抗する、初の電動モデル」と呼ばれるこの新しいモデルは、S90などのボルボモデルから、デザインのインスピレーションを得た、5ドアのファストバックとなっている。
昨年のジュネーブモーターショーで初めて披露され、その後グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードでも展示されている。
航続距離500kmを提供
ポールスターの販売はオンラインのみとなっており、すでに受付が始まっている英国では、予約金1000ポンド(13万4400円)を支払い、ウェブサイト上で予約することができる。
販売価格は、オンザロード・パッケージ付きで4万9900ポンド(670万円)からと、ポールスター1より手頃な価格となっている。
このパッケージには、3年間の定期サービスとメンテナンス、およびVAT税が含まれている。
最初の12か月は、約5万1000ポンド(685万円)で販売される、ローンチ・エディションのみが生産され、続く標準モデルの参考価格は、テスラ・モデル3と同等の、約3万4500ポンド(464万円)とされている。
2基の電気モーターが前後のアクスルに取り付けられ、27組のモジュール、78kWhバッテリーパックがフロアに格納された、四輪駆動となっている。
シャシーの剛性を高めるこのパックの採用により、従来のシャシーと比較してロードノイズを3.7dBも削減することに成功している。
パワートレインは408psと67.3kg-mのトルクを生み出し、0-97km/h加速は5秒未満、WLTP値での航続距離は500kmまで達し、モデル3とジャガーIペイスと対等に戦える数値となっている。
価格帯の低いバージョンのパワートレインについては、まだ明らかにされていない。