ロードテスト フォード・プーマ ★★★★★★★★★☆
公開 : 2020.04.04 08:50
使い勝手 ★★★★★★★☆☆☆
インフォテインメント
英国仕様のプーマは、全車にフォードSync3インフォテインメントシステムを標準搭載。ディスプレイはタッチ式の8.0インチで、ナビやデジタルラジオ、Apple CarPlayやAndroid Autoといった主な機能の操作性はこのクルマでも優れている。
レスポンスも良好だが、以前から指摘しているように、このシステムはグラフィックの洗練性に難がある。とりわけ、フォルクスワーゲングループの競合機種に比べると不満を感じる。
画面の下に並ぶショートカットボタンは、主要なサブメニューへの素早いアクセスを可能にする。けれども設置する場所は、やはりディスプレイの縁のほうが好ましい。
フォードコネクトも全車に標準装備。10台のデバイスに接続できるwi-fiホットスポットも搭載され、スマートフォンアプリのフォードパスを使えば、車両の位置や状態といった各種情報を確認できる。車外からガソリンやオイルの残量を確認したり、ドアロックを解除したりすることも可能だ。
燈火類
ロービームでの光線の広がりと明るさはまあまあだが、機能的には十分満足。ハイビームを試す機会はなかった。
ステアリングとペダル
スロットルとブレーキのペダルはやや近いが、それ以外の配置は良好。クラッチペダルのストロークはだいぶ短いが、つながるポイントは読みやすい。ステアリングコラムはややオフセットしているが、操作に窮屈さや不快さはない。