【販売の動向】ボルボ 1~3月期に13万台を記録 前年比18.2%減 3月に回復基調のエリアも
公開 : 2020.04.03 17:45
新型コロナウイルスの影響は? ボルボが1~3月の販売台数を発表。世界で13万台を売り、前年比18.2%減にとどめました。3月単月ではエリアによって異なる動きも。
SUVモデルが67.9%
ボルボ・カーズが、2020年1~3月期の世界販売について発表を行った。
同社の2020年第1四半期は、13万1889台を販売。新型コロナウイルスの影響で市場が冷え込むなか、前年同期に比べて18.2%ダウンに留めた。
3月単月の販売台数は世界で4万6395台。昨年と比較すると31.2%のマイナスとなる。欧州、北米、中国の需要減退による影響だが、地域によってはすでに回復の兆しが見えているという。
モデル別では、1~3月期に最も売れたのが中型SUVの「XC60(3万6930台)」。その後に、小型SUVの「XC40(3万4268台)」、大型SUVの「XC90(1万8327台)」が続く。
実にボルボの世界販売の67.9%をSUVモデルが占めており、前年同期の60.3%からさらに増えた形となった。
中国・北米の動向は?
また、日本未導入の「リチャージ」シリーズが14.7%を記録。リチャージは、ピュアEV、プラグイン・ハイブリッドといった充電可能なボルボ車につくブランド名。前年同期は7.4%だったことから、需要が高まっていることがうかがえる。
中国における1~3月期の販売は、2万780台(前年同期比30.5%ダウン)。これは1月、2月の販売落ち込みによるところが大きい。
ただ、3月に入ると中国の国内で地域によってはペースを取り戻しつつあり、工場の再稼働も始まっている。3月単月で見れば、前年比16.2%ダウンにとどまった。
北米における1~3月期の販売は、1万9485台(同11.7%ダウン)。自宅待機要請/義務づけによる3月の落ち込みが結果に影響。3月単月では前年比42.7%ダウンとなった。
ヨーロッパは7万510台を販売(同18.5%ダウン)。ドイツ、イギリス、フランス、イタリア、ベルギーなどで、新型コロナウイルスの影響による販売減が結果に出ている。