ロードテスト ポルシェ718スパイダー ★★★★★★★★★☆

公開 : 2020.04.11 11:50

購入と維持 ★★★★★★★★☆☆

718スパイダーは限定生産車ではないが、オーダーするなら、本体価格だけで7万3405ポンド(約1028万円)もの大枚を叩いても納車までかなり待たされる覚悟が必要だ。

というのも、製造を手がけるのはポルシェのGT部門で、主流の市販車部門に比べれば微々たる生産能力しか持たないからだ。しかも、その多くはレースカーに割かれる。

残価率はなかなか高い。しかし、その上をいくライバルがいる。アルピーヌだ。
残価率はなかなか高い。しかし、その上をいくライバルがいる。アルピーヌだ。

待ち切れないというなら、欧米では公認ディーラーがオーダーした新古車を、10万ポンド(約1400万円)近いプレミア価格を承知で探すという手もないわけではない。ただし、先代のボクスター・スパイダーでみつけられたのは2台のみだったが。

オプションに関してはポルシェのいつものことで、限りないほど多い。今回のテスト車は、総計で9万2122ポンド(約1290万円)相当だ。

オプションリストの中でもっとも額面が高いものは、物欲を刺激するという点でも一番かもしれない。とくに、サーキット走行を考えているならば、ぜひとも装着したいと思うはず。そう、カーボンセラミックブレーキとバケットシートだ。それだけで1万ポンド(約140万円)近い。

2769ポンド(約38.8万円)のブルメスター製サラウンドサウンドシステムは外してもいいが、228ポンド(約3.2万円)のクルーズコントロールと825ポンド(約11.6万円)のパークアシスト、236ポンド(約3.3万円)の制限速度インジケーター辺りはほしい。電動格納ミラーが210ポンド(約2.9万円)というのは癪だが、これも必要性は高いだろう。

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