【待望のフェアレディZ後継】新しい日産400Z(Z35) ツインターボV6は400ps? 2021年発表か
公開 : 2020.04.15 11:50
オートマティックとマニュアルで提供か
日産は、このエンジンを370Zですでに実験しており、マニュアルギアボックスに取り付けて、2018年のSEMAアフターマーケット・トレードショーで展示している。
さらに新しいZモデルの、テスト用の最新のプロトタイプは、改造された370Zのボディーワークが使われていた。
トヨタGRスープラやアルピーヌA110などのライバルは、マニュアルのモデルを提供していないが、この370Zの後継モデルは、昔ながらのスポーツカーの愛好家の支持を得るため、オートマティックに加え、マニュアルのギアボックスが提供されるだろう。
ニスモが、よりハードコアなサスペンション・チューニングと、レーシング・スタイリングで、将来的に400Zより高速なバリエーションを実現する可能性もある。
現行370Zニスモは、標準車に比べてわずか16psのブーストにとどまったが、ターボチャージャーによって、より多くのパワーを発揮することが可能となっていた。
昨年のAUTOCARとのインタビューで、同社の商品計画のトップ、イヴァン・エスピノーサは、新しいZモデルについて「もうすぐ披露できるでしょう」と述べ、準備が整いつつあることをほのめかしていた。
発表日程
400Zの発表日程は、まだ明らかにされていない。
当初、年内のデビューが期待されていたが、パンデミックの影響により、来年まで発表が遅らされる可能性が高い。
日産がヨーロッパ市場にこのモデルを投入するか、また右ハンドルを提供するかについては、まだ明らかにされていない。
米国よりも厳格なCO2目標を設定している欧州での販売は、同社のCO2排出量にマイナスの影響を及ぼす。
いずれにしても、販売台数はそれほど多くないモデルなので、欧州市場への供給を制限することで、CO2の問題を最小限に抑えることも可能となるだろう。