【トップモデルで510psか】新しいBMW M4クーペ ニュルで高速テスト開始 2020年後半発売
公開 : 2020.04.22 11:50
オートマティック/マニュアルで提供
パフォーマンスの向上にもかかわらずS58エンジンは、新しいオットー微粒子捕集フィルターの採用により、M4の標準モデルでCO2数値が200g/km未満となり、厳しい欧州の排出規制を満たすとされている。
S55エンジンの数ある変更点のうち、90mmの長いストロークの採用が大きなポイントとなっている。
ボアの測定値は84mmのままだが、BMWのM部門は、内部測定でトルク増加の可能性を確認していると述べている。
また、B58エンジンで使用されている、1つのツインスクロール・ユニットの代わりに、2つのモノ・スクロール・ターボチャージャーが採用され、M部門の最新のバルブトロニック可変バルブ機構と「ダブルバノス」可変カムシャフトプロファイルが含まれる。
圧縮比も、S55の10.2:1から、9.3:1に削減されている。
新しいエンジンには水噴射の提供は無いが、現行で460psを発揮するM4 CSの後継モデルに搭載が予想されているS58ユニットの、発展バージョンに登場する可能性があると、同社は述べている。
M4の残りの技術変更は、まだ明らかにされていないが、関係者は、従来の8速オートマティック・ギアボックスと、Mダイナミックモードでパワーを後輪に配分する最新のM5と同様のxドライブ四輪駆動システムを、少なくとも1つのバージョンに採用すると述べている。
また、マニュアル・ギアボックスと後輪駆動を備えた、より安価でパワーを抑えたエントリーレベルのモデルが、提供される可能性があると付け加えた。