フランクフルト・モーターショー:セアト・レオンST
公開 : 2013.09.10 17:30 更新 : 2017.06.01 02:15
エステート・ボディが初めてセアト・レオンのラインナップに加えられた。フランクフルト・モーターショーで公開されたこのレオンSTは、来年1月から英国で販売が予定されているモデルだ。
レオンSTは、3ドアのSCと、5ドアに次ぐ第3のボディ・バリエーションとなる。セアトは価格については5ドアの僅か£1,000(15万円)高というリーズナブルな設定としている。
ホイールベースは5ドア・ハッチと共有するが、270mm延長されたボディによって587ℓのブートスペースを確保している。また、シートを倒せば、そのブートスペースは1470ℓとなる。これはゴルフ・エステートの605/1620ℓよりも僅かに小さい数値だ。
エンジンは108bhpの1.6TDIエコモーティブが主力となる。これは30.3km/ℓの燃費と88g/kmのCO2排出量を誇る。この他、ガソリン・エンジンとしては85bhpおよび104bhpの1.2TSI、120bhpまたは138bhpの1.4TSI、178bhpの1.8TSIがラインナップされる。また、ディーゼル・エンジンは、89bhpの1.6TDIと148bhpまたは181bhpの2.0TDIが用意される。
レオンSTの最も軽いボディは1.2ℓのTSIで、その重さは1158kgとなる。
セアトのボス、ユルゲン・スタックマンは、「Cセグメントのエステートはヨーロッパでも3番めに大きい市場だ。昨年販売された1170万台のうち、52万台がこのセグメントだった。決してニッチなマーケットではなく、重要なマーケットだ。このレオンSTについては、妥協のない美しいクルマを目指した。」とコメントしている。
レオンSTは、Bピラーから後ろが完全に新しいデザインとなる。チーフ・デザイナー、アレハンドロ・メソネロ・ロマノスはその結果に満足しているようだ。