フランクフルト・モーターショー:ルノー・イニシアーレ・パリ・コンセプト
公開 : 2013.09.11 22:50 更新 : 2017.06.01 02:15
ルノーはイニシアーレ・パリ・コンセプトをフランクフルト・モーターショーで公開した。
これは次世代のエスパスのプレビューで、最終的なエスパスに非常に近いデザインだという。そのコンセプトは低いルーフ・ラインとスリークなプロポーション、若干高くなったドライブ高などだ。その狙いは、SUVと張り合うことで、大きなMPVの市場をも侵食してしまおうというもの。
ルノーのデザイン・チール、ローレンス・ヴァン・デン・アッカーは「われわれはプレミアムとステータスを感じる最高のシルエットを与えるために位置から設計を見なおした。」とコメントしている。
旧いエスパスは、より多くのヘッド・クリアランスを持ち、明るく大きなグラスハウスを持っていた。しかし、2002年の第3世代のエスパス以来、SUV志向となり、より技術的なコクピットが持ち込まれた。
「われわれは新しい高級なルノーを制作するために、最初のページから始めた。」とヴァン・デン・アッカー。「今日のエスパスの持つスペースとラグジュアリーさを、別の表現で行うことを試みた。ルノーは再び、リフレッシュし、アイデンティティを持ったデザインを蘇らせた。このコンセプトはわれわれの将来をも啓示するモデルだ。このコンセプト・モデルは、開かれた心と生命の息吹を感じさせるものとなっているはずだ。それは新しいルノーのプレミアム・モデルのビジョンでもある。」
イニシアーレ・パリという名前は2014年モデルから、ルノーの高級ブランドとして使用される予定だ。
イニシアーレ・パリ・コンセプトは、前述したとおり新しいエスパスのプレビューである。ホイールベースは、現行のエスパスと同じ。しかし、その高さは90mm低くなっている。このコンセプトでは4シーターであるが、生産モデルでは7シーターも用意される予定。但し、テーパー上のルーフ・ラインと、高くしたフロアが水平であることを考えれば、7シーターというよりは5+2シーターという性格になろう。
イニシアーレ・パリのブランド・ネームは、一連の特別なルノー・ラインナップに使用される予定で、クリオとエスパスからスタートする。また、メガーヌもその候補に上がっている。