【26周年記念特集】写真で振り返る、アウディRSモデルの歴史 後編
公開 : 2020.04.28 20:05
RS4アバント、C7 RS6、RS7
2012年に、クアトロ社は従来のフォーマットに戻り、RS4をアバント・エステート形式でのみ提供することとした。
幅広のホイールアーチ、大きな三角形のフロントグリル、リアの大きな楕円形のエグゾーストが採用され、マッチョなエクステリアに仕上がっている。
RS5と同じ450psを発揮する4.2L V8エンジンを搭載し、0-97km/h加速は4.7秒、最高速度はリミッターで250km/hに制限されていたが、オプションでリミッターを解除すれば、280km/hまで出すことができた。
この年には、C7 RS6もデビューしている。
先代モデルの強力なV10エンジンに代わり、560psを出力する、ダウンサイジングされた4.0Lツインターボチャージャー付きV8が採用されている。
エンジン容量は減少したが、新しいRS6は先代モデルよりも速く、0-97km/h加速は3.9秒を打ち出した。
400mの通過タイムは、ポルシェ997 GT2よりわずか0.3秒遅いのみとなっている。
同じドライブトレインを共有するRS7が、ほぼ同時に発売されている。
RS Q3
2013年には、RS Q3の導入により、初めてパフォーマンスラインナップにSUVが加わった。
RS3とTT RSに搭載されている2.5L 5ポットエンジンを採用し、初期のモデルの最高出力は340ps、RS Q3パフォーマンスでは367psにパワーアップされている。
当時、そのサイズのSUVはほとんどなかったため、このモデルがトレンドセッターとなっている。
その3年後となる2016年に、クアトロ社は、正式に社名をアウディ・スポーツに変更している。
F5系 RS5、RS4アバント
次の大きな変更は、F5世代のRS5が450psを出力する、2.9L V6ユニットに切り替えだろう。
CO2排出規制による遅延により、クーペとスポーツバックの両方のバージョンは、最終的に英国では2019年に発売された。
ますます厳しくなる排出規制に対応しつつ、そのパフォーマンスを維持するため、Sバッジパフォーマンスモデルは、350psのマイルドハイブリッド・ディーゼルV6を採用する。
新しいRS4アバントは、ポルシェと共同で開発された、同じくダウンサイズされたV6パワープラントを使用して、ほぼ同時に発売される。
再び2.5L 5気筒TFSIエンジンを使用する、第2世代のRS Q3が続き、クーペスタイルのスポーツバックボディスタイルで提供される。