【性能と熱耐久性が向上】テスラ モデルSとXに、新しい無料ソフトウエア追加
公開 : 2020.05.04 20:00
テスラが、モデルSとX向けの、新しいソフトウェアを追加しました。トラクションをより効率的にかける「チータースタンス」モードの追加と、熱耐久性の向上によって、0-97km/h加速が、最大0.2秒縮まるそうです。
無線ソフトウェアパッケージを追加
text:Lawrence Allan(ローレンス・アラン)
テスラは、モデルSおよびXのパフォーマンス・バージョン向けに、性能と熱耐久性を向上させるための、無線ソフトウェアパッケージを追加した。
このアップデートは、最新の「Raven」パワートレインを搭載する2つのモデルに、自動的にインストールされ、0-97km/h加速が、モデルSで0.2秒、モデルXで0.1秒短縮される。
どのようにパフォーマンスの向上が達成されるかは、明らかになっていないが、一部の米国のディーラーは、ピーク電力が増加すると述べている。
ローンチコントロール・システムの改善
また同社は、更新の一部として、ローンチコントロール・システムの改善を挙げている。
フロントアクスルを下げ、トラクションを高めるためダンピングを調整する「チータースタンス」が、採用される。
「連続運転」に対応するため「熱耐久性の向上」および、その他の新しいアップグレードが施される。
ただし、新しいポルシェ・タイカンほどの、優れた連続ローンチパフォーマンスの実現には至っていないようだ。
このアップデートは、過去数年にわたって、テスラが無料で提供してきた、無数のアップグレードの1つとなっている。
ソフトウェアの改善により、航続距離が延長され、ドッグモードやセントリーモードを含む、さまざまな新しい新機能が追加される。