【開放感あるルーフに注意】フォルクスワーゲン・イオス 英国版中古車ガイド
公開 : 2020.05.06 10:20 更新 : 2021.07.12 18:46
不具合を起こしやすいポイント
エンジン
回転時の音が正常かを確かめる。ブリーザーホースからの空気漏れや、インジェクターへのカーボンの蓄積、吸気バルブ背面の汚れの蓄積など、原因はいくつかある。
TSIエンジンはオイル消費が多いので、エンジンオイルの量は定期的に確かめたい。
トランスミッション
初期のDSGトランスミッションは、トラブルに注意が必要。大きな変速ショックがある場合、故障の前兆と考えたい。
サスペンションとブレーキ
車重は軽くなく、ブレーキディスクとパッドの磨耗は早い。テスト走行で強くブレーキペダルを踏んで効きを確認し、ブレーキサーボ・パイプからフルードが漏れていないかテストできる。
サスペンション・スプリングとブッシュは劣化が進む。ガタツキがないか確かめる。
ルーフ
フォールディング・ハードトップがスムーズに開閉できるか確認する。ルーフを制御するコントローラーのマルチプラグの腐食にも注意。排水口が塞がれていないか、ゴム製のルーフシールの状態も確かめる。
ボディとインテリア
一新されたカーペットや芳香剤で、湿った内装やカビ臭さを隠している場合がある。カーペットの下へ水が侵入すると、ルーフのコントロール・ユニットを傷める場合がある。
荷室にも水が溜まり、ルーフ用ポンプを故障させることがある。濡れていないかを確かめたい。
専門家の意見を聞いてみる
フィル・ハーディング フォルクスワーゲン・サービスセンター
「イオスにはいくつか気をつけたいポイントがあります。主にルーフに関するものですが、特に排水溝が詰まっていないかどうかは大切。詰まると、強い雨が降ると車内へ水が大量に流れてくることになります」
「調子が良ければ、フォールディング・ハードトップは特別な存在。サンルーフも内蔵され、太陽光をいつも感じられるだけでなく、ルーフ閉じていてもサンルーフを開けば大空を楽しめます」
「エンジンが、タイミングベルトかタイミングチェーンかを確認しましょう。タイミングチェーンのテンショナーが緩み、コマ飛びしてしまう問題が起きていました。タイミングベルトも、定期的な交換が必要です」
知っておくべきこと
イオスに詳しいショップによれば、フォールディング・ハードトップに不具合を抱えるクルマは珍しくないという。劣化したルーフ・シールや荷室、小さなルーフ・ウイングレットなどから水が漏れると、天井の内張りも汚す。
滅多にないということだが、仮にルーフを交換する場合、英国では9000ポンド(121万円)も掛かったケースがあるという。