フランクフルト・モーターショー:シトロエンC4ピカソ
公開 : 2013.09.11 17:30 更新 : 2021.03.05 21:44
シトロエンはフランクフルト・モーターショーで、軽量な車体と経済的なエンジンをセールス・ポイントとするミニMPVモデルとして、まったく新しいC4ピカソをリリースした。
このC4ピカソは、新しいプジョー308などもベースとするPSAのEMP2プラットフォームをベースに開発されたモデルで、車体重量は前モデルに対して140kgの軽量化に成功しているという。アルミニウム製のボンネットとテールゲートだけでも70kgの軽量化となっているという。「C4ピカソは、C3ピカソよりも軽量に仕上がっている。」とシトロエンはコメントしている。
新しいプラットフォームは、幅が広くなり、短くなったのが特徴。全長で40mm短くなり、特にフロント・オーバーハングは70mm短くなっている。また、トレッドは、フロントで83mm、リアで31mm大きくなっている。
内部のスペースは55mm長いホイールベースによって大きくなっている。シートを折りたたむレイアウトによれば、2.5mの長尺物も搭載可能だ。
エンジンは、HDiディーゼル・エンジンの修正版が搭載される。現時点では3つのラインナップが加えられる。89bhpの1.4ℓと、114bhpおよび148bhpの1.6ℓだ。89bhpのeHDI90は、6速マニュアルとの組み合わせで、98g/kmのCO2排出量と、26.2km/ℓの燃費を稼ぎだす。eHDI115は、クラッチレスのマニュアル・トランスミッションとの組み合わせで、104g/kmのCO2排出量で、24.8km/ℓの燃費を持つ。そして、ブルーHDi150は、110g/kmのCO2排出量で、6速オートマティックがオプション設定となる。
価格はまだ発表されていないが、現行モデルと劇的に異なるようなことはない。おそらくスタートは18,205ポンド(270万円)からとなろう。