英国で掘り出し物を発見

アルファ・ロメオ156 GTAスポーツワゴン　登録：2004年　走行：10万1300km　価格：8995ポンド（121万円）

2004年に日本で登録されたスポーツワゴン。英国へ輸入されたのは2008年で、ほとんど使用されない状態だった。シートヒーターを含める寒冷地パッケージに、キセノンヘッドライトとボーズ製のサウンドシステムが付いている。

整備状態も良く、ホイールアーチ内のサビもほぼないようだ。リアマフラーが少し腐食している程度。日本での整備記録が残るうえ、最近1130ポンド（15万円）を掛けて整備を受けている。タイミングベルトとウォーターポンプ、エンジンマウントが交換済み。

ボディのチリも綺麗で、フロントバンパー下のこすった跡や、ホイールのガリ傷もない。タイヤは2014年製のピレリだが、溝は十分残っている。

インテリアの状態も良好。プラスティック製パーツや天井もしっかりしている。運転席のレザーシートには、距離相応のシワが入っている。パワーウインドウは正常だが、エアコンは冷えないようだ。

バッテリー交換は必要とはいえ、エンジンは調子が良くサウンドも素晴らしい。締まりのあるハンドリングと、効きの良いブレーキで、走りも好調。

セレスピードだが、オートもマニュアルも正常。ハンドブックは日本語。スペアキーもある。車検は短いが残っている。

オーナーの意見を聞いてみる

「GTAをひと目見た瞬間から、好きになりました」　と話すのは、イタリア車ファンのマーク・クローリー。

「マセラティ・ギブリが盗まれてしまい、かわりに探したのがアルファ・ロメオ156のGTAでした。ガレージを用意して、盗まれにくくしています。6台のアルファ・ロメオを所有していますが、センスでいえば現代のクルマより優れていると感じます」

「2年前にブルーのGTAを見つけて、買う直前でやめました。ですが去年このクルマに出会い、購入を決めました。以前のオーナーは、再塗装やフェラーリF430用スロットルボディ、サスペンション、高性能マフラー、330mmのブレーキなど、1万5000ポンド（202万円）を投じています」

「このクルマを大切に、楽しみたいと思っています。現代のクルマとは、比べられないほど楽しいですよ。デジタルディスプレイが壊れているので、治す予定です。ローチェスターの町に、修理してくれるところを見つけたんです」

画像　アルファ156 GTAと最新ジュリア　全93枚