【いちど見たら忘れられない!?】画像で紹介 リアウイングが特徴的なクルマ 21選
公開 : 2020.05.10 08:50 更新 : 2021.02.17 17:44
ランボルギーニ・カウンタック(1978)
以前のカウンタックLP400の方がよりピュアで優れたルックスだと考えるひとも多い。しかし1978年型に採用されたV型リアウイングに魅力を感じたオーナーも多いはずだ。
これはLP400Sに採用され、その時の気分に応じて簡単に着脱ができる仕組みになっている。
リアウイングを取りつけた状態では、高速域のスタビリティが向上するものの、最高速は抑制されてしまう。LP400Sの場合、その最高速度はリアウイングなしのLP400が290km/hであったのに対し、16km/h程度低い数値となっている。
しかしその後よりパワフルなLP500SやLP500QVでは293km/hを達成している。
フォード・シエラRSコスワース(1985)
もしこの10年間を代表するスポイラーを選ぶとしたら、それはフォード・シエラRSコスワースのものだろう。
これはシエラの3ドアハッチに起因するリフトに対応するため、高い位置に大型のウイングが取りつけられているのだ。
当初はフォード経営陣に反対されたが、240km/hを超える最高速度に対応するため必要不可欠であったという。
事実、RSコスワースは公道でもサーキットでも無敗を誇った。ホモロゲーション用にRS500が登場した際には、さらにアグレッシブなスポイラーが与えられた。
アウディ・クワトロ・スポーツS1 E2(1985)
アウディ・クワトロでさえも、ラリーの世界でトップを走り続けるため進化を続ける必要があった。その結果として1984年に生み出されたのがS1であり、ケブラー製ボディワークによる軽量化が特徴であった。
しかしそのE2バージョンはさらに特徴的だ。ライバルに打ち勝つべく強力なダウンフォースが求められた結果、冗談のように巨大なフロントおよびリアスポイラーが取りつけられている。
他のグループBラリーチームと同様、アウディの時代は1986年に一度終わりを告げる。しかし、S1は1987年パイクス・ピークに出場している。
750psのエンジンに、PDKの前身とも言えるDCTを組み合わせ、10分47.85秒という記録を打ち立てた。
MGメトロ6R4(1985)
MGメトロ6R4は開発当初にはマイルドなボディワークが与えられ、ベースとなったメトロの面影を残すものだった。
しかし、6R4がラリーで使われるようになると、0-97km/h加速3.2秒というパフォーマンスに対応する最大限のダウンフォースを獲得するため、巨大な前後スポイラーが取りつけられた。
これらのスポイラーは簡単に交換可能なグラスファイバー製だ。
オリジナルのメトロから流用されたパーツはドアのみという徹底ぶりで、グループB時代においてこの巨大なウイングが6R4の特徴となっている。